旧小河家別邸 2 | こぴっとちぴっと

こぴっとちぴっと

やってみたいことをやってみた

初期郡会議員、三木町長を歴任、三木銀行設立に貢献した地域の政治実業家 小川秀太郎が明治末期に別荘、客人をもてなす場として造営した家屋です。

 

 

 

 

 

 

 

 

往年の日本人の小柄な体格に合わせて、今の時代より鴨居が低い感じがします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長い縁側は富の象徴。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

縁側から見た前庭と主庭。池中には巨大な雪見灯籠や一枚岩の橋、岩島、山河を模した岩等伝統的な日本庭園を回遊出来る通路があります。

池に水が張られ、夕刻から夜にかけて滞在出来、日本酒でも一献やれば、さぞ風流でしょう…残念ながら池の水は抜かれ、16時閉館です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

客人を招くための別邸で、皇室の朝香宮鳩彦王が宿泊された時にはそのために改築されたそうです。

全国から集められた銘木が使われているそうです。右に見切れている円形の襖の奥はお供の者が待機する小部屋です。その左側には奥様のために取り寄せたというアップライトピアノ。座敷机と絨毯の上にはテーブルが置かれ、幕末から明治、大正と伝統と革新が混在した造りとなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主庭の縁側から続く廊下。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中庭を囲む廊下。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奥に行くにつれ、屈曲している廊下。奥には蔵があるので意図的に奥が見えないようにしているのかも…座敷童がいてほしいような雰囲気です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別棟の蔵に続く重厚な扉。本棟が火災に遭っても蔵は残るという造りです。幸い明治末期以来火災に遭わなかったので残っています。