車掌車 ヨ8000は、KATOとTomixの2社のものを持っていました。
右 KATO製 左 Tomix製で、競作というにはリリース時代が大きく開いているので、後から出されたTomix製の方が断然出来が良く、テールライトはLEDで点灯します。その分、価格は高いです。
それに対するKATO製は、造りは簡素、一切無灯、その代わり価格は圧倒的に安いという。同じ土俵で比較するにはカワイソウです。
Tomix製を分解…
さらに分解し、点灯と導光の仕組みを探りました。
仕組みが分かったので組み立て直し、シンプルな方法でLEDを入れてみました。基盤固定用のプラスチックの蓋に2カ所、LEDの脚を挿し込む穴をピンバイスで開けて、集電スプリングにLEDの脚を接触させただけです。
進行方向が変わっても点灯するようブリッジダイオード等を入れて出来上がり。
裏側から 左 Tomix製、右 KATO製。
KATO製には集電板は最初装着されていませんでしたから自前で組み込みました。
KATO製の分解方法はなかなか分からず、手探り状態で、だいたい模型メーカーによってパーツの組み方は大まかな仕様で、コツが分かれば進められるものです。が、KATO ヨ8000は、え~っこんなことする?と定石から外れた呆れ半分なものでした。
なんと、屋根と窓パーツが一体化された、すなわち、屋根も透明パーツだったのでした。
ということで室内灯LEDを組み込んだら、薄く塗装された屋根がうっすら光を通すというナニコレ設計…
そこで透過防止にシルバーをエアブラシ塗装、乾燥後さらにサーフェサーを厚めに塗りました。またその上にスエード調スプレーの3段重ね。
自作LEDユニットを組み込みましたが、ウェイトに回路が接触するとショートするので、ウェイト全体にメンディングテープを貼り、絶縁しました。
片方がダミーカプラーなので進行方向が一方向ということでブリッジダイオードは省きました。
Tomix製は蛍光灯仕様、KATO製は電球色仕様にしました。何とかKATOの屋根の光透過は防げました。
車掌車の室内灯装備完了です。