高砂街歩き 4 | こぴっとちぴっと

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やってみたいことをやってみた

旧国鉄 高砂駅跡 高砂線があったことを示すディーゼルカーの駆動輪のモニュメント。

高砂駅玄関から通じていた商店街は車中心社会になった今では、ほぼ街の動線とは切り離されています。

福山市の鞆ヶ浦が江戸時代からの港湾施設が残る貴重な景観をもつ理由と似ています。前時代の海運の街、汽船と鉄道の発展が風と潮待ちの港の意味を無くしてしまったから…

 

 

 

 

 

 

営業している店が4軒ほどしか残っていない高砂商店街。

 

 

 

 

 

 

 

その中でひときわ明るい行きつけの田中屋模型店。

 

 

 

 

 

 

 

普段は何の変哲もないこの建物は、町おこしイベントの際は無数の提灯で飾られ妖艶な雰囲気になります。精肉店所有の建物でイベント時は2階が開放され肉料理が提供されます。土手煮が旨いです。

 

 

 

 

 

 

 

高砂商店街から枝分かれする次郎助町商店街。

 

 

 

 

 

 

以前はボロボロに破れていたアーケードのキャンバスが新調されていました。

コロナで中止になったイベントに合わせてお披露目される予定だったのでしょう。

 

 

 

 

次郎助町という古めかしく奇妙な響きの町名。江戸時代の名残です。

ここにだけ提灯が連なっているのは花街 妓楼だった建物。

 

 

 

 

 

押し入れの天井に屋根裏へ続く入り口を見つけたような、秘密めいた歴史のカケラを見つけた感覚です。

 

この近くにある梅ヶ枝という名前の銭湯から、どこかに遊郭の名残があるはず…と思っていましたが、ここがそれでした。今まで幾度となく前を通り過ぎてはいましたが…

 

 

 

 

もう廃業してしまったか、近所の老人のたまり場になっていた酒屋。

2年前入店した時、リザーブの12年ものが安く売られていたので買い求めて、街歩きのお伴にしました。

その時でも店主が高齢であり、店の前に数台あった酒類の自販機も無くなっているので望み薄でしょう…