皮膚科診察室あるある | ももせ皮膚科のよもやま

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ふつうの皮膚科医です。
日常や皮膚病について書いていこうと思います。
皆様の日常にちょこっとでもお役立て頂けると嬉しいです。
ホームページもご覧になって下さい。
https://www.momose-hifuka.com/

・爪切り:爪をあびがち

爪白癬や圧迫で厚くなった爪を切るのは結構力仕事です。爪切りをしていると、切った爪がものすごい勢いで飛んでいくことがあります。運が悪いと私の顔に当たります。

 

・切開排膿:膿をあびがち

膿がパンパンに溜まっていると、切開した瞬間や押し出すために圧迫した瞬間、溜まっていた膿や内容物が飛び出して浴びてしまうことがあります。白衣やスクラブ、靴下の替えは必需品です。

 

・体の診察:服がミルフィーユ状態で肝心な皮膚になかなか辿り着けない

特に冬場は厚着されている方が多く、衣服の脱着に時間がかかります。

・足の診察:靴下の中のほこりやらフケをあびがち

靴下を脱がれる際、先端を持ってスポンと外される方がとても多い。私も足を見ようとしているので、私の顔に向かって靴下の中身が飛んできます。

・水いぼ取り:子供と格闘

水いぼをつまんで取る治療があります。痛み止めのシールを貼ってきて頂くのですが、それでも恐怖と多少の痛みとで、お子様は精一杯の抵抗をします。殴られ蹴られ、こちらも汗だくです。

 

ざっと思いうかぶものを羅列してみました。皮膚科は美容のイメージがあるのか”楽””きれい”と思われがちです。しかし、現実的には処置が多く、結構体を使います。そこがまた皮膚科の面白い所でもあります。