6/24(土) 院長休診
手島院長は休診し、非常勤医師2名(形成外科医)での診療となります。
こんにちは。
もものマークのクリニック 院長てしまです
- 角質肥厚などによる毛穴のふさがり
- 皮脂の過剰分泌
- 毛穴内でのアクネ菌(=ニキビ菌)の増殖
が三つ巴の原因となって生じます。
特に上の1.&2.をコントロールするのがニキビ治療のキモなのですが
私が医者になりたての20年超前だと、保険で使用できるニキビ治療の外用剤は
3.のための抗菌薬くらいしか無くて、非常に治療に難渋していたと聞きます。
自費治療の『ケミカルピーリング』が、ニキビ治療の救世主としてもてはやされていた背景には
「毛穴詰まりの改善にはそれくらいしか方法が無い」という苦しい事情もあったのです。
しかし時は流れ、毛穴詰まりを改善させる『面皰治療薬』が登場し、ニキビの保険診療は様変わりしました。
今では、アダパレンと過酸化ベンゾイル、およびそれらの混合剤が処方できるようになり
言ってみれば
「自宅での日々の外用でケミカルピーリングができちゃう」
という、大変ありがたい時代になったわけです。
とは言え、これらの面皰治療薬、困ったことに高い頻度で皮膚刺激症状が出ます。
そのため、処方する医者も色々と工夫をしながら説明している訳です。
そしてこのたび、過酸化ベンゾイル剤であるベピオ®に
これまでのゲルタイプよりも刺激症状を抑えた
ローションタイプが登場しました!
フタの色がスモーキーピンクでオシャレ
ゲルタイプは、赤みや乾燥、落屑などの皮膚刺激症状が高頻度で報告されていますが
ローションタイプだとそれらがかなり緩和されるという触れ込み。
ベピオゲルで、アレルギー症状と言うほどの激しい皮膚炎は出ないものの
カサカサヒリヒリでどうにも続けられない、という患者さんはこれまで一定数いらっしゃったので
そんな方には朗報に違いありません。
ベピオローション2.5%は、明日5/31から発売開始。
当院は明日水曜が休診なので、ちょうど6月から処方スタートとなります。
患者さんから使用感を伺うのが楽しみです