●手島院長休診日
12/17(土)午前
非常勤医師(形成外科医)2名での診療となります。
●年末年始休診のお知らせ
12/27(火) 午後~1/4(水)
年始は1/5(木)より通常診療いたします。
ご不便をおかけし申し訳ありませんが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
こんにちは。
もものマークのクリニック 院長てしまです
マスク生活で増えたともっぱらの噂のニキビ患者さん。
当院にも若いかたからそうでもないかたまで幅広い年齢層の患者さんが通院中です。
以前、こちらの記事でも書いたように
今のニキビ治療は、炎症を起こしたものを鎮める治療だけではなく、ニキビのなり始めである『面ぽう』の発生を抑えることが治療の柱になっています。
そのための薬も各種取り揃っており、医者は患者さんの肌との相性を見ながら処方をする訳ですが、これら『面ぽう治療薬』基本的に
お肌が乾燥傾向になります。
ニキビ自体『毛穴が詰まって出来た面ぽうに、皮脂分泌の亢進が合わさってふくらみ、炎症を伴ってくる』というストーリーで進むので、皮脂の産生を抑えること自体は理に適っているのですが、みんながみんなアブラギッシュな肌質な訳でもありません。
特に冬場は空気の乾燥と、肌の血流低下のダブルパンチで、お肌はカサつきがち。
そこに面ぽう治療の塗り薬を使うと、夏場は大丈夫だった人でも、カサカサ通り越してガッサガサになることがあります。
とは言え、塗るのをやめると面ぽうも出来やすくなるのが悩みどころ。
そんな時のアドバイスは
塗るのを止めるのではなく、面ぽう治療薬が肌に乗っかっている時間と、量を減らすこと。
具体的には
- 塗る頻度を毎日から数日おきに減らす。
- 塗る量をそれまでの半分くらいに減らす。
- 塗る範囲を全体塗りからピンポイント塗りにしてみる。
など。
こうしてみるだけでも、使いやすくなることが多いようです。
それでも乾燥が気になる時には
面ぽう治療薬を塗り30分〜1時間置いたら洗い流す
という『ショートコンタクトセラピー』も効果的です。
洗い流しても、面ぽうへの効果は残るという報告があるのだそうです。
また、保湿剤を、いつもよりしっとりしたものに変えてみるのも、刺激の緩和に役立ちます。
ニキビ治療は本当に根気がいる作業だと、患者さんを見ていて感じますし、コツコツお薬を塗ってくださる皆さんには感謝しかありません。塗らない薬は効きませんから
乾燥する冬場もお薬とうまく付き合って、いい状態を保って貰いたいので、季節に合わせたアドバイスをするようにしています
今日の手拭いはオコジョ柄(夏毛&冬毛)