こじらせ陥入爪①~③ | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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■てしまクリニック 1月の診療について

●1月の手島院長休診日はありません

 

 

こんにちは。

もものマークのクリニック 院長てしまですニコニコ

 

さて

「治療してもこじれやすい陥入爪とは」

というテーマで記事を書こうとしたら、ずいぶん前置きが長くなってしまいましたアセアセ



 これまでの記事を踏まえて

いよいよ、私の思う「こじらせ陥入爪」の特徴について触れていきたいと思います。

 

 

  こじらせ陥入爪① 炎症が長引いている

前回記事の通り

 

炎症の長引いた陥入爪では、周囲の皮膚や皮下組織が固くしなやかさを失っている場合が多く

手術をしたときの傷の治りが悪かったり、何とか傷が治っても、また新たな傷が出来て陥入爪が再発しやすかったりします。

 

ですから、痛みや滲出などの炎症が一向に収まりそうにない場合、自宅で一人悩んでいるのなら受診することを断然おすすめします。

ただし、長期化している場合は、最初から陥入爪の外科的処置も行っている施設を探したほうが良いでしょう。

 

悩んで悩んでようやく勇気を出して受診したのが「陥入爪の処置に慣れていない病院」だったりしたら

せっかく通院してもあまりよくならないかもしれず、ガッカリ度合いも半端ないと思います。

 

せっかく出した勇気、有効に活用してください。

 

 

  こじらせ陥入爪② 治療後の安静が保てない

せっかく陥入爪の治療をしても、

靴による圧迫が強かったり

長時間歩き回ったり

何度も強く踏み込むような激しい運動をしたり

立ちっぱなしで足がむくみやすい環境だったりと

傷の安静が保ちにくい環境に置かれていたら

 

炎症はなかなか収まってくれません。

 

治療後、どれくらい安静を保つべきかは、炎症の程度や受けた手術の内容により様々ですから

治療をした医者の指導に従うのが肝要です。

 

 

  こじらせ陥入爪③ テーピングをうまく続けられない

陥入爪の処置や手術のうち、爪の食い込んだ部分だけを処理する治療を受けた場合

当然ですが、爪はまた伸びてきます。

このとき大事なのが「テーピング」。

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しかし、痛みも腫れも引いて、一見問題が解決したように見える指にテーピングを続けることほど

本人の根気が問われるものはありませんタラー

 

また、テーピングには意外とコツもあり

ネットのページをみているだけでは難しいだろうなあ

と、指導を実施している立場からは思います。

(当院の患者さんには、看護師が実際に貼って見せつつ、そのあたりのコツも伝授しています。)

 

他に、テープかぶれしやすかったり、汗が多くてはがれやすかったりで、テーピングが続けられなかった患者さんも知っています。

 

逆に、テーピングをまじめに続けているけれど陥入爪が再発するor良くならない

という場合は、他に問題がある可能性が高いので、一人で悩まず要相談です。

 

陥入爪記事、次回でひとまず終了しますウインク