こんにちは。
もものマークのクリニック 院長てしまです![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
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夏休みも終わったかたが少なくないこの時期ですが、虫さされの患者さんは、それなりの人数受診されています。
夏も終わりに近づくと、症状が長引いて受診した、という方もちらほら。
虫さされの患者さんには、症状に合わせていろいろな薬を処方した上で、こんなアドバイスをします。
「とにかく、あの手この手で『掻かない』状況を作りましょう。
虫さされは掻いたら負けです。」
『あの手この手』の中には
医者が処方する塗り薬や飲み薬のほか
かゆみを感じたら冷やす
とか
肌の露出を減らして物理的に掻けなくする
などといった方法も含まれます。
引っ掻くと、かゆみを引き起こす成分が放出され、もっとかゆくなるという悪循環に陥ってしまう。
これは、生理学的にも証明されている事象です。
ゆえに、患者さんにも出来るだけこのような負けパターンにハマらぬようおススメするわけです。
しかしながら
何を隠そう当の本人の私
虫さされのかゆみにめっちゃ弱い。
アトピー性皮膚炎や蕁麻疹などの慢性的な皮膚疾患は持っておりませんが
虫に喰われると、てきめんにこじらせます。
そういえばこんなこともありました![下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/121.png)
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このヌカカ刺され、結局完全制圧まで2年かかりましたよ![チーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/045.png)
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あ、今は平気です。ねんのため。
医師として、自分の虫さされに対するダメさ加減を熟知しておりますゆえ、虫さされをかき壊してしまう仲間(?)には、
『そう、あなたも、そうなのですね…』
と、共感を勝手に抱いてしまいます。
気持ち対応がすこし優しめですらあるかもしれない。
いや、掻いちゃダメなんだけど。
そんな私が実体験をベースに、よく処方しているのがこの薬![下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/121.png)
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『ドレンゾンテープ』という、ステロイドが含まれている透明なテープ剤。
これを
刺されてから、本格的にかき壊す前に貼るのがベスト。
こんな感じの虫さされがあるとして(赤色はボールペン)
小さく切ったテープをぺたんと貼っても、あまり目立ちません![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
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ステロイドの抗炎症作用で、炎症と痒みが沈静化し
かつ、テープで保護されることで、かきむしり予防にもなり
一石二鳥。
軟膏だと、こうはいきませんからね。
ちなみにドレニゾンテープは、ステロイドの強さとしては下から2番目くらいのランクですが
この保護効果のおかげか、ベリーストロングクラス(上から2番目)のステロイド軟膏を塗った時以上の効果を発揮してくれました(てしまヌカカ戦争当時)。
デメリットとしては、テープ剤なので、素材にかぶれる人がいたり、剥離刺激で肌が傷む人がいたりすることが挙げられます。
また、注意点としては
すでにじゅくっとなったかき壊しに貼ると
とびひなどの感染症にかかるリスクがあるかもしれない
というところを、患者さんにも説明しています。
こちらの、ステロイド含有テープ。
市販品でもこんなものがあります![下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/121.png)
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今年の夏、ドラッグストアで見つけて購入したものですが、昔からのこちらのパッケージの方が、ご存知の方は多いかも![下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/121.png)
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CMソング
♪かーいちゃダメかいちゃダメー、かいちゃダメったらかいちゃダメ、ダメーーーー!!!!
っていうの、覚えていませんか?(笑)
あれはインパクト強かった…![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
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こちらの商品は、成分に消毒剤なども含まれているので、ドレニゾンテープ に比べると接触皮膚炎のリスクは高まるかもしれませんが
医者にかからず手に入るのは便利ですよね。
あらかじめ丸くカットされているのも便利。
虫に刺されると、どうしても引っ掻いてしまうという同士のあなた。
忙しくて虫さされ程度では医者に行ってる暇がない!というかたは、こちらのテープ剤を、お手に取ってみてはいかがでしょう。