こんにちは。
もものマークのクリニック 院長てしまです
我が家の小6長男は中学受験をせず、のんびりすごしていましたが、文京区というお土地柄もあり、クラスメートの大半は受験生。
てしまクリニックの近所にも有名な進学塾が入っているビルがあり、通塾するこども達を見かけることも多々ありました。
みんなみんな、がんばれ。
そんなことを心の中で思いながら、道ですれ違っていた私です。
2月も半ばに差し掛かり、長男の話によると、受験が一段落したお友達が続々とクラスに戻ってきているようです。
成長の良い現代っ子たちとは言え、まだまだ幼さも残っているであろう心には
きっと大きな試練だったことでしょう。
本当に、お疲れ様。
そうなると、そろそろうちのクリニックにも、増えてくるかもしれないなあ、と思いました。
なにがって?
それは
思春期にきびの患者さんです。
1970年代生まれの私の時代だと、ニキビといえば中学高校で出てくるお肌の悩みの定番でしたが
最近のお子さんは軒並み二次性徴が早い影響もあり
小学校高学年ともなればなかなか立派なニキビをこしらえて来院することも少なくありません。
ただ、受験があると、本人及びご家族ともに
さすがにニキビどころではない
というケースがほとんどで
秋ごろから通院の足が途絶えることが少なくありません。
私は、別にそれでもいいと思っています。
ニキビのあるなしは、受験の面接にはそれほど影響しないでしょうし、
治療自体がストレスになっては本末転倒なので
「落ち着いたら、また戻っておいで」
と言って見送る気分でいます。
実際、受験という巨大なストレス自体が終了することで
ニキビも良くなるお子さんもたくさんいらっしゃいますからね。
とは言え
やはりもともとニキビができやすい肌質だったりすると
ストレスがなくなってもイマイチスッキリしないこともありますし
受験が終わり
いやっふーい!!!!
とタガが外れ
毎晩ゲームで夜更かし三昧になったり
受験お疲れ様パーリイで連日リッチな食事が続いたりすると
そりゃニキビも悪化するってもんで(笑)
どうにも困るようなら、受診してもらえると良いなあと思います。
「ニキビができやすい肌」のベースは
「毛穴がの出口がつまりやすい肌」であることが多々。
(製薬会社作成の資料から)
この「つまりやすい肌」は、器質的要素もあって、本人の努力だけではいかんともしがたい場合があるのも確かです。
炎症を伴った「赤いニキビ」を抗生剤で叩くだけでは
不十分なことが少なくありません。
毛穴のつまりやすさを改善したり
皮脂が過剰に分泌されて、毛穴の中がアブラでみっちみちになるのを防いだりする
そんな「プレ炎症状態のニキビを抑える努力」が、今のニキビ治療の主流なのです。
生活
食事
上手な塗り薬の塗り方
などなど
知っておくといいことはいろいろあります。
ぶっちゃけた話、ニキビ治療は
100m走的な短期決戦タイプではなく
マラソンのような長距離走的な側面が強いため、
本人の根気と努力がキモです。
なので「治療しよう!」と本人が思った時がタイミング。
何とかしたい、と思ったならば
こんなサイトも利用して、ニキビについて勉強してみたり
↓
皮膚科で相談してみたりしてください。
(注 本人が、ですよ?お母さん(笑))
新生活が始まる前に、ニキビとの付き合い方が身についておくといいですね