こんにちは。
もものマークのクリニック 院長てしまです
今年の5月に登場したにきび治療の新薬
『ベピオゲル』
私も既にかなりの人数の患者さんに処方し、良い結果を得られた方も多数
にきび治療に選択肢が増えるのは嬉しいことです。
ただ、パンフレットにはこんな記載があります
'ベピオゲルには漂白作用があるので、髪、衣料などに付着しないように注意してください。’
ベピオゲルの主成分である過酸化ベンゾイルは
もともと小麦粉の漂泊にも使われる薬剤で
モノを脱色させる作用があります。
製薬会社の説明会では
「綿素材で紺や黒などのTシャツは脱色した、という結果が社内の実験でも出ています。
化繊では無かったようです。」
との報告でした。
ただし、白は脱色しなかったけれど(する色そのものがないから?)
淡色系は調べていないのではっきりとしたことは分からない、というお返事もあり。
これを聞いたときの個人的な感想は
「知らずに使ってお気に入りのTシャツが脱色したら、患者さんちょっと悲しくないか??」
でした。
なので患者さんに体のニキビ治療でベピオゲルを処方する際には
色抜けしても惜しくないものを着たほうが無難です
と、しばしば説明しておりました
そうしたら
やっぱり出ました。
ベピオで服の色が抜けちゃった患者さん
胸と背中のニキビにベピオゲルを使用し
ニキビは明らかに改善したので喜んでいただけました。
が
入浴後、ベピオゲルを外用した後パジャマとして着用していたTシャツが、
ところどころ脱色してしまったと
しかもこの患者さん、ちゃんと現物をご持参くださいました
もとは、無印良品の薄緑色のTシャツだそうです。
Tシャツ全体像 こんな風に変色。
Tシャツ全体像 こんな風に変色。
緑色が抜けて、レモンイエローに