めんどくさいけど諦めろ | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

今朝

「半熟のゆで卵が食べたいゆで卵


と、小2長男がのたもうた。



春休みに入って時間もあるし、自分で作ってみる?
と振ってみた。

「この前お母さんと作ったから、やってみる。」

本人乗り気。ヨシヨシ。

小鍋にお湯を沸かして…と、この時点で

「どれくらい沸かす?」

すでにヘルプ要請(笑)

いいのいいの。分からないことを聞けるのも大事。

泡がボコボコいうくらい、しっかり沸かして良いよ、とコメントしたら

ガスコンロの前に仁王立ちで凝視
^-^;


「お母さん!沸いた!!ボコボコなってる!!」


いいね、湯が沸騰するのを見ただけで盛り上がってる。素敵


ついに卵投入!…
しようとして固まる息子。

「お母さん!卵どうやって入れるの!?


必死の形相で質問。

面白い。
笑いそうになるのをこらえつつ、

でもすぐには教えてやらないのだ。


この前は何使ってたっけ?


と聞き返したら

「そうだ、穴の開いたおたま。」

息子よ、よく思い出した!

「えーと、おたま、おたま…」



私には、その時すでにおたまの在り処は分かっていた。

息子の背では少々届きにくい高さ。

さあどうする息子!?

と楽しみつつ見守っていると

「ハイこれ。」

ゴルァ夫!ヽ(`Д´)ノ
何簡単に手渡しとんじゃい!!


思わず

そこ手ェ出さない!

と声に出したら、結構な勢いでムッとされました。

「だって、明らかに手が届かないところだったからさ(・ε・)」


うん、そう。そうなんだけどさ。

届かないなら届かないで
踏み台持ってくるとか
それこそ「お父さん、取って」って頼むとか。


それも本人に考えさせたい訳さ、母さんは。

ま、おたまを取ってもらって当然、という顔はせず

「ありがとう

とすぐお礼言えてたから、良しとするけどね。

その後も

「ええと~、タイマー何分だったかな~」
「うわ!白身漏れてきた!!」
「卵、転がすんだっけ?」
「茹で終わった!!あ!氷水で冷やすんだった!!!」



何かにつけて大騒ぎ

しかも

出来上がったゆで卵、殻を上手く剥けず半ベソ(TωT)

というオチまでついて

息子春休み初日の朝は、なかなかスリリングだったのではと。

でも

「明日も絶対やる!

と意気込んでいたね。いいことだ、頑張れ


そして、私に途中でダメ出し食らった夫ですが

それ以降は口も手も出していませんでした。

夫的には、父親として当然と思われることをしたまでで

私の一言はきっと心外だったと思う。

でも私はね

まずは自分で一生懸命考えてみて
分からないことは人に聞いたり調べたりできて
出来ないことは口に出して頼むことができるようになって欲しい


そして

いざとなったら自分で自分の空腹を
家にあるもので満たすことのできるオトコに
なってもらいたいのだよ、息子に。



小1から鍵っ子で、必要とあらば自分で自分の晩ご飯を用意していたという
夫さん、あなたのようにね


だから

めんどくさいやり方かも知れないけれど

時間のある時には付き合ってもらえると、嬉しいなにゃ