《症例写真》50代男性 首にたくさんできたイボ | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

今回の患者さんは、50代男性。

ここ数年で首のイボがどんどん増えてきて

気分的に首の開いた服を着づらい


とのこと。

ダーモスコープという拡大鏡で確認し

「脂漏性角化症」

別名「老人性いぼ」(嫌な名前だ

という良性の皮膚腫瘍が多発したものと診断しました。

見た目を綺麗に治したい
というご希望だったので

自費で炭酸ガスレーザー治療をすることに決定。

首の左右両側は同じようにイボイボしていましたが、

何せ数が多く、ひとつひとつがしっかり盛り上がっている上にそこそこ大きい

治療後の赤みも結構目立つだろうなー、と容易に想像できたので

まずは左側だけ治療をすることになりました。


《治療前》平成26年1月
黒くて目立つイボが首に多発しています。


《治療直後》
炭酸ガスレーザーでイボを除去しました。


《治療後1か月》
傷は完全に塞がり、首も「つるつる」に......でも

矢印そう、かなり跡が目立ちます

患者さんも

「結構跡が目立つもんだなーと実感しました。

なので、右側はちょっと様子を見てからどうするか決めます。」


とのこと。

ですよね。
至ってまっとうな大人の判断だと思います。

私も
「それが良いですね。」

とお答えして、いったん通院は終了しました。


.......そして1年後の今年1月。

この患者さんがクリニックに再登場。

「左側が綺麗になったので、これなら右もと思ってまた来ました。」


なんと 嬉しいお言葉

《治療後1年》平成27年1月

矢印レーザー後の跡は、わずかに白く抜けた状態で落ち着いています。


矢印正面から見ると、左右の差が一目瞭然


近々右も治療予定

今年の夏は、すっきりと首の開いたTシャツを素敵に着こなして頂けそうです