長男がマンションの一階に朝刊を取りに行きました。
戻ってくるなり
「お母さん!廊下にカブトムシがいるよ!!」
………はい?
ここ、街中のマンションですが。
近所にはたいした公園もありませんが。
いくら外廊下だっつっても、そのシチュエーションには無理があるのでは。
どうせ、カナブンかコガネムシの見間違い、ってなオチに違いない、
と腹の中では思いつつ口では
「え~、ホント⁉︎すっごぉ~い!」
という音を発しながらドアを出てみると
Σ(゚д゚lll)
なんてまあ、立派な角したカブちゃん。
排水口でカシャカシャとのたうちまわっています。
一緒に出てきた夫もボー然。
取り敢えず、ここにいても食べるものも何にも無いので、うちに連れて行くことに。
息子が夏休みの課題で小学校から持ち帰ったばかりのミニトマトを切って置いてみたら、もの凄い勢いでかぶりつきました。
喉も渇いていたみたい。
しっかしどこから来たのやら。
翌日学校で同じマンションに住む同級生に、飼っているカブトムシが逃げ出して捜索中だったりしないか、確認してみたようですが、該当者なし。
「それじゃあ……ちょっとだけ飼ってもいい?」
と、夫に熱視線を送る長男。
実は夫は極度の虫嫌い(笑)
しかし、つるんとしてどこか無機質なカブトムシは、比較的許容しやすかったのか、じゃあちょっとだけなら、とOK出ました。良かったね息子
それからは、100均に昆虫ゼリーや腐葉土を買いに行ったり、霧吹きの頻度を息子と一緒に調べたりと、意外に甲斐甲斐しい夫。
「ゼリー入れたらずっと食べてるよ~。凄いなあ。」
何て目を細めちゃったりして、これは夫の人生初☆虫とのfall in LOVE
後編へ続く(笑)