ゆびさきと恋々
先日の記事にもオススメ漫画として
書きましたが。
聴覚障害のある雪ちゃんと
大学の先輩である逸臣さんの
恋模様を軸に進んでいく
お話です。
私、この作品は、
最初電子コミックで少しだけ読んで、
ふーんと思っただけで。
アニメを見てから
おっ！読みたいって
思った作品なんですよねー。
（あっという間に全巻集めましたよー。）
雪ちゃんの声役の
諸星さんの声が可愛くて
そして、逸臣さんが
素敵すぎる💓
（いや、こんな大学生いないでしょー⁇）
で、アニメ版、
原作の柔らかい雰囲気を
壊さないように作られてて
とても素敵なのですが。
見てる人に、ちゃんと伝わっているのかな？
と、思うところがあります。
それは、雪ちゃんが
『実際にはしゃべっていない』と
いうこと。
アニメでは、諸星さんの
可愛い声で、雪の語りがたくさん
あるけれども、
それは雪の心の声で、
実際にはしゃべってないんですよね・・・。
雪は声にコンプレックスがあって
家族以外の人の前では
話さないから。
だから、実際には話しているのは
逸臣さんや、りんちゃんたちだけで
雪は、手話や、スマホを通した
文字だけで、伝えているわけです。
逸臣さんたちは、雪があんな可愛い声
してるなんて、知らないんだよー。
その辺がどうも、
アニメだと伝わりにくいなあと
思いました。
いや、だから何だ？
って言う話なんですけど、
口話で伝えられないという壁を
易々と超えてくる逸臣さんって
本当にすごいんだよっていうこと。
オープニングの歌詞にもありますが、
『君の世界に僕を見つけてよ』って。
（ううう、言われたいっ。）
この作品を見てると、
自分の遠い大学時代を思い出して
切なくなる
私は当時は補聴器も使ってなくて
（使わなくてもなんとか
やっていけた。）
難聴も公表してなかったから、
いつもすごく緊張してたし、
心に鎧を纏っていたし。
あの頃、もっと心を開いていて
伝えていたら、
そして、困っていることについて
ちゃんと打ち明けていたら
もっと色んな出会いがあったんだろうなと
思う。
（素敵な恋愛ができたかどうかは
別問題
）
あー、もったいないことしたなー。
そう、単に雪ちゃんが
羨ましいのです
まあ、もう一度あの頃に戻れたとしても
私は不器用だから
きっと同じようにしか生きられないと
思うけれども。
あ、それから難聴者の世界って
すごく静かな世界と
思っている方いらっしゃるかも
しれませんが。
えー、
実際には
ものすごくうるさいです。
飛行機の轟音のような音
してます。
それは『耳鳴り』です。
私が難聴を発症したのは
子どもの頃でしたが、
耳鳴りは
最初はキーンという音でしたね。
それが、難聴が進むに連れて
ゴーという音に変わってきて。
（変わってくるというか、
キーンという音にどんどん
違う音が足されている感じ。
なので、キーンという音もしつつ
ゴーという音も、他の種類の音も
重なっている感じ。）
なので、常時、
飛行機のエンジンのそばにいるような音が
頭の中で鳴り響いています。
まあ慣れちゃったので、
普段は全然感じないです。
補聴器してると、耳鳴り以外の
音に意識が集中するため、
耳鳴りのことは忘れてますね。
補聴器外すと、耳鳴りは大きくなります。
でも、やっぱり
普段は忘れてるかな。
もうあまりにも日常的すぎて
既往症にも、耳鳴りって書くの
忘れるくらい。
他の難聴者の方もみんなそうかと
言われると、調べたことないので
言い切れませんが。
（耳鳴りの音の高さは
聞こえにくい音の高さによって
違うみたいですし。）
少なくとも私はそんな感じです。
こんな話、
誰にも言ったことないな・・・。
ゆびさきと恋々の話から
大きく逸れちゃいました。
ゆびさきと恋々、
この先も色々ありますが。
（雪のお兄さんの恋愛の話とか
ものすごくリアルで、
心がギュッとなりましたよ
）
雪と逸臣さんの恋を応援していきたいと
思います。
ではではこの辺で。
おやすみなさい💤