なんだかね、世界一周をしていた頃って

晴れの日は灼熱の陽射しの中で思いっきり遊び、
信じられないくらい美しい景色や素晴らしい遺跡を見て、
そのへんで取った果物や魚みたいな美味しいものをいっぱい食べて、
お腹が満たされて、幸せに包まれながら眠る。

雨の日は、現地の音楽に耳を傾け、旅の本を読み、写真を見返し、朝からお酒を飲んだり、買い物に出て店員さんとゆっくり喋ったり、料理に勤しむ

毎日のように普段出会えないような面白い人と沢山出会って

真夜中まで共有スペースで語り合ったり、一緒に歌ったり演奏したり踊ったり、バルコニーから登る朝日を一緒に見たり

そんな素晴らしい日々の記憶を忘れたくないのに

海外に出られなくなってから

宝箱にしまい込んでいた感情や幸せを忘れかけていたの。



以前、記事に書いた
金曜日だけ品川にやって来る
アフリカ料理のキッチンカー「FOFO」

2回目にお店を訪れたとき
折しも東京はこの夏一番暑い日で
誰も外を歩いていないくらいの猛暑日

私とシェフのエミールさんだけが
「暑くて最高だね!」と笑い合って
アフリカ料理を食べたらもっと元気になれるって分かってた

やりとりも最高で

私「キャッシュレス決済は使える?」
エ「ごめん今故障してる」(今は直りました)
私「いいよいいよ」

私「あっ、でも一万円札しかない…」
エ「今おつりが無いから、お金はまた来週でいいよ」(まだ2回目なのに)
私「それはさすがにダメだから、崩してくる。待ってて!」
エ「料理用意しておくね〜」

徒歩1分のコンビニへ小銭を作りに行くとき
マスクの下でニヤニヤ笑顔が止まらなかった

きっと、旅する中で100回は繰り返したこのやり取りが、日本で再現されたことに笑顔を隠しきれなかったの

ひと言で言うと、このやり取りだけで
「めちゃくちゃ癒された」んだと思う
心の中に数年ぶりの旅情が溢れた。

もちろん料理もとびっきり美味しいんだけど
(大統領の料理人だし)

旅に出た時のあの現地のご飯の美味しさを思い出させてくれた
私にとって感動を呼ぶ料理と体験だったのです。

今週も行こう🇧🇫