ヴァネッサ・パラディと言えば日本ではジョニー・デップの元内縁の妻というイメージが強いかもしれませんね。
今日ご紹介するのは当時19歳だったヴァネッサ・パラディが1992年に発表した3rdアルバム「Vanessa Paradis」邦題「ビー・マイ・ベイビー」です。
2ndアルバムまでは母国語のフランス後で歌っていたヴァネッサ・パラディですが、この作品で初めて前編英語で歌い世界進出を狙います。
ヴァネッサ・パラディは1987年に「夢見るジョー」でデビューし、フランスのチャートで11週連続で1位を記録！
シャネルのCMのディレクションでも知られている稀代のイメージメーカーであるジャン=ポール・グードはバネッサ・パラディを「彼女はサクセス神話の登場人物の中でも、ブリジッド・バルドー以来の存在！」と賞賛していました！
そして世界進出を狙ったこのアルバムでは、レニー・クラヴィッツがプロデューサーとして作曲や演奏なども手がけ全面的にバックアップしたことによりレトロ感が漂う良質なポップアルバムに仕上がっています！
Vanessa Paradis - Be My Baby
流れるようなメロディーがいいですね。
今でもTVでよくこの曲は使われますね。
シングル「ビー・マイ・ベイビー」はフランスで5位、イギリスで6位。
アルバムはフランスで1位を獲得しました。
Vanessa Paradis - Gotta Have It
「彼は凄くファンキーで キマってるわ
男らしく愛してくれるわ
彼を愛することができるならそうするわ
でも彼の心はまるで木でできているかのよう
でも求めずにはいられない
覚悟を決めて 要注意よ
ニューヨークからパリまで
それはレニー・クラビッツのことよ」
ガッタ・ハヴ・イットという曲はフランス盤のみに収録されている曲です。
当時マスコミで騒がれていたレニー・クラヴィッツとの関係を歌った曲で、ヴァネッサ・パラディは「マスコミやメディアに対して、どうせ（レニーとの仲を）騒がれるなら゛そうなのよ！゛と、ユーモアを交えながらレニーと二人で作った曲」と話していたそうです。
Vanessa Paradis - Waiting For My Man
ヴェルヴェットアンダーグラウンドのカバー曲です。
ヴァネッサ・パラディは2ndアルバムではヴェルヴェットアンダーグラウンドのVoであるルー・リードのソロでの代表曲であるウォーク・オン・ザ・ワイルドサイドもカバーしています。
ついでに紹介いたしますが、ヴァネッサ・パラディといえば「すきっ歯
」ですよね！
この「すきっ歯」はフランスでは「幸運の歯」と呼ばれ、歯の隙間から幸運が入ってくると喜ばれ、美人の象徴となっています。
そしてまたまた脱線してしまいますが、映画で「エイリアンVSヴァネッサ・パラディ」という作品がありますが、タイトルからもわかるとは思いますが、地雷です！
話は戻りますが、アルバム「Vanessa Paradis」はレニー・クラヴィッツの作品でヴァネッサ・パラディがボーカルをとっているというような感覚さえするアルバムですね。
ヴァネッサ・パラディ自身からは音楽的にクリエイティブな要素は感じられないのですが、そのコケティッシュな歌声は魅力的です。
レトロ感漂うポップスが好きな人にオススメのアルバムです。
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