浜松子ども劇場低高合同例会 民族芸能アンサンブル若駒 『ぼんさん•ぼんさんギンナンパー』 | もんぶらんのひとりごとぷらす

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思ったこと、感じたことをポエム風に…書き留めていきたいと始めたブログでしたが…
ぷらす、子育てサークルとして活動してきた子ども劇場、子どもは、大きくなりましたが、まだまだ楽しませてもらっています。例会のことも書いていこうと思います。

すっかり投稿が遅れてしまいました。

年末年始もバタバタと過ぎ、あっという間に2024年の1月半ば…途中まで書き留めてあったものを加筆して投稿します。

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2023年11月26日(日)14時より、浜松市立青少年の家ホールにて、浜松子ども劇場低高合同例会 民族芸能アンサンブル若駒による『でべそ版 ずっこけ狂言 ぼんさん•ぼんさんギンナンパー』の上演がありました。

本来、狂言などの伝統芸能の舞台は、もともと屋外に作られており、現在のように舞台と観客席が大きな一つの建物の中に入った「能楽堂」という形になったのは明治以降なのだそうです。本来の能舞台は、階段があり、客席より高い位置で、正面の舞台が長方形で、左手に演者の出入りする通路がありますが、今回の狂言は、舞台が平土間で、でべそ版というのは、土俵のように丸い形になっていて、観客席は、それをぐるっと囲むように300度、そして、演者さんの出入りする通路が円形のいち部分に付いていて、柄の長いフライパンのような形をしています。

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演題が『ぼんさん•ぼんさんギンナンパー』という謎の題名で、ぼんさんって、お坊さん?とかギンナンパーって何?銀杏?とかいろいろ考えていましたが、ぼんさんとは、「盆山」で、盆栽のような植物でなく、お盆の上で、石や砂などを使って山を作ったものだそうで、昔、流行ったものだったそうです。ギンナンパーは、「くさびら」で、きのこが生えて困ったタヌキが祈祷師に頼んできのこを退治してもらうときの呪文でした。

初めに狂言の所作なども教えていただいて、その姿勢は、腰を落として、背中を真っ直ぐにそして、すり足で「そろーり、そろーり」となかなかしんどい動き方でした。着物を着たりすると背筋が伸びますが、体幹がしっかりしていないとその姿勢での演技は大変なものだと思いました。驚いたりするようなコミカルな動きもあり、身体の柔軟さも必要だと感じました。

狂言は、『盆山』『くさびら』の2本立てでした。とてもわかりやすく、馴染みやすい作品でした。

『くさびら』では、観客参加型ののため、みんなできのこの帽子を作って、それを被り、きのこ3種類を3つのグループに分けてそれぞれのグループで出番を待ちました。グループで代表1人がタヌキとじゃんけんをして、きのこが勝つときのこが優勢になり、負けるとショボンとなったり、みんなで応援し合い、大変な盛り上がりとなりました。

最後にきのこ列車と巨大キノコの誕生!これは想像しなかった~!!

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狂言という初めてのジャンルでしたが、内容もすごくわかりやすくて、面白くて小さな子どもから大人まで楽しめた例会となりました。

演者さんですが、下記、ホームページをご参考に。https://www.wakakoma.co.jp/danin.html