なんだかんだでハイテンションのツバメです。
先程話したとおり、異様なアクセス数により一時的な興奮状態に陥っています。
その状態を抑える為にもすこし話させていただきます。

私には一つ他の人には真似出来ない。いや、真似したくない芸があります。
それは
「瞬間芸・高速土下座」
です。
普通に立っている体勢から土下座に移行するまでおよそ0、1秒以下。
超高速です。

この芸を披露したのは親とバスの運転手の三名だけです。
親はともかく運転手さんは恥ずかしかったです。
もう一踏ん張りのツバメです。
昨日のアクセス数が400越えして驚愕しました。
いつもは100前後なのに、
もしかしたら私が何かしましたか?
何か問題になるような事でも?
それかエラーか何かですか?
ひたすら戸惑いの土曜です。

聖火について書いたからかな?
いつもと違う感覚でシロウは目覚めた。
布団も寝ている場所もなんら変化のない朝の筈、だった。
しかしその中で唯一、違ったのは彼の手を包む温かみだった。

「ユウコ」

シロウの隣には左手を握り締めて眠るユウコがいた。
彼女はベッドの隣に座り込み、一枚の毛布を掛けていた。
秋の朝、寒々しいなかで一枚では寒いのだろう。彼女は少し身を縮めていた。

「寒い、よな。」

自分を暖めていた毛布をシロウはユウコにかけた。
すると彼女はゆっくりと目を覚ました。

「あ、シロウ、起きたの?」
「泊まっていったのか?」
「うん、ケンイチもいる。」

シロウが奥に目をやるといつしか見た光景、大の字に広がって寝るケンイチを見た。
そして何時もの如く、どこか他の言語にでもなりそうなイビキをかいていた。

「ぶれらぁぁあれしゅりゅりゅぅぅうぅ。」
「まったく、ウルサイったら無いわよ。」

ユウコの返事には眠気を感じた。
そして、未だ握り締められているその手も余計な熱を持っていた。

「先に寝たと思ったらずっとあれだもの、もう寝不足よ。」
「まだ寝ていてもいい。学校まであと一時間以上あるから。」
「うん、」

返事をする間にもユウコは段々と目を閉じていった。
完全に寝入った彼女をほほえましくも思いながらシロウは立ち上がろうとした。
しかしシロウの行動は未だ力強く握られているユウコによって阻まれた。

「ちょっちょっと。ユウコ?」
「スー、スー。」

幸せそうに眠るユウコを邪見に扱えずにシロウは困惑した。
しかし繋がれた手の暖かさが困惑した気持ちを溶かし、むしろこのまま繋がっていたい。そんな気がした。

「寝かしといてあげてぇ、寝るの遅かったシィ。」

突然の声にビクつくシロウが振り向くとケンイチが肘をついてニタニタとイやらしい笑みを浮かべていた。

「ホントにユウコちゃんはしおらしいよなぁ。お前が悪夢を見ないようにって手を握っていたんだぞぉ?」
「いつから起きてた?」
「さぁ?いつからでしょうぅ。」

足をバタバタと動かしているケンイチにシロウは思いっきり苦い顔をした。
シロウが苦い顔をしていることに更に笑うケンイチは体を起こした。

「んでぇ?どうだったぁ?」
「何が?」
「ユウコちゃんが手を握った効力はあったのかなぁ?」
「あ、いや。」
「・・・また見たのか?」
「う、うん。」

ケンイチは今まで見たことのない真面目な顔をしていた。
その急激な変化に戸惑うシロウに彼は淡々と聞いてきた。

「それで夢はどうだった?」
「えっと、バンパイアの種がどうとかなんとか。」
「種?」
「バンパイアになれるかどうかって、」
「・・・そうか、」

そういうとケンイチは静かになってしまった。
シロウが声をかけようかどうか迷ったが彼はゆっくりと横になって真面目な雰囲気で真面目な言葉をかけた。

「それでどう思う?」
「何を?」
「その美女が言った事、ホントだと思うか?」
「・・・僕は本当だと思う。」
「そうか、」
「どうしてそんな事を?」

シロウの言うとケンイチは焦点の合ってないような、まるで彼に対してではなく他の誰かに言うように言葉を漏らした。

「バンパイアが存在するかどうかってよりも、お前が信じているかいないか、それが気になっただけだ。」
「ケンイチ?」
「学校始まったら起こしてねぇ?」

最期にいつもの彼にもどったケンイチをシロウはこれ以上追求することが出来なかった。
十秒ぐらい噛みつづけた金髪の美女はゆっくりと口を離した。
シロウの首を噛み付いた美女の唇は先程よりも赤みを増して、妖しく艶やかに見えた。

「これがキス?」
「えぇ、正確にはバンパイアのキスよ。」
「バンパイア・・・」

噛まれた所に触れるとそこは少し濡れていた。
そこでようやくシロウは自分が噛まれた事を理解した。
そして彼は思い出した。

「バンパイアに噛まれるとバンパイアになっちゃうんでだよね?僕もバンパイアになるの?」
「ふふふ、なっちゃうかもね?」

美女は混乱して涙目になるシロウを楽しげに見つめた。

「大丈夫、バンパイアになったからって人間ではなくなる訳じゃ無いのよ。」
「?」
「そうねぇ、・・・簡単に言うと履歴書の備考欄に書くような些細な事よ。」
「リレキショのビコウラン?」
「また難しかったかしら?」
腕を組んで悩むシロウと目を合わせるように美女はしゃがみ込んだ。
そこでシロウは始めて美女と間近に目を合わせた。

「それに言ったでしょ?バンパイアは特別だって。噛まれたらバンパイアになれるなんて特別では無いでしょ?」

シロウは美女と目を合わせたまま固まっていた。
彼が見ている美女の目は七色に輝く瑪瑙色でその神秘的な輝きに心が奪われていた。
美女は彼の異変に気付いていないのか更に話を進めた。

「貴方はいま、吸血鬼になれる種を貰ったのよ。その種を育てるも腐らすもシロウ君自身なのよ。」

美女が目線を外してシロウは自分も知らずに息を止めていた事に気付いた。

「だからね、バンパイアになれるかはわからないわ。」

バンパイアの美女は妖しく美しく笑う。
授業終わりのツバメです。
私の専行の授業ではないので異様に疲れました。

唐突ですがオリンピックの聖火が日本に到着したようですね。
世界各地で行われているデモが何だか急激に発展する中国に対する妬みに見えるのは置いて。

日本でも何か起きませんかね?
不謹慎ですが、何かしら事件の一つや二つ起きて欲しいんです。

なぜなら「物事は常に面白い方向へと流れを変える」からです。


ではまたいつか。