どうもツバメです。

早速本題ですが、私が通っている大学でとうとう硫化水素における自殺者が出てしまいました。

名前も顔も知らない他学年の他学科でした。


はっきり謂います、

私はその人物に対して同情しません。


むしろ私はその人物に対して激しい怒りを感じえません。

目の前に幽霊ではないその人物がいたなら殴りかかりそうな勢いです。


自殺は同情するものではありません、迷惑がる行為なのです。

電車に轢かれて死ぬ、ビルから飛び降りて死ぬ、硫化水素で死ぬ。

そのどの方法も他人から見れば滑稽で、はた迷惑で、馬鹿馬鹿しい行為。


あぁ、腹が立つ。


絶対に同情しない、してたまるものか。


人間の死は迷惑です、だから生が無意味なものだと思っても生きて欲しかった。

黒は白に問う。

黒「何故、戦争を否定する?」
白「無意味な行為だからだ。」

黒は片眉をあげる。

黒「何故、無意味と言い切る?」
白「人がむやみやたらに死ぬことに意味があると?」

白は苛立つ。

白「何故わからない!?命は他の何にも変えられない!それを消費するなんて、考えられない!」

黒は溜息混じりに反論した。

黒「この世には命の他にも何にも変えがたいものは沢山ある。何故、命が一番だと決め付ける?」

白は黒を睨みつつ、口を開く。

白「人間が始めに手にしたモノでそれがなくては始まらないからだ。」

黒は少し納得した。
白は黒に問う、

白「戦争で得たものはなにか?」
黒「新しい技術、そして後に残る平和。」

白は反論する。

白「戦争がなくとも技術は生まれる、平和もそこにある。戦争をしてまで得るものではない。」
黒「確かにあるだろう、しかし戦争は平和があることを証明できる唯一の方法だ。」

黒はつづける。

黒「闘わずして何が平和か、それは惰性だ。そのままでは人はいずれ平和を忘れる。そちらの方が重大な欠陥だ。」

白はいきり立つ。

白「戦争は無意味だ、尊い命を失ってまでやることではない!」

黒は静かに口を開く。

黒「・・・この世には命よりも大切なもの、大切にしなければならないものがある。」
白「それはなにか?」

黒は馬鹿にしたように笑う。

黒「人の想いと世界の利益だ。」
白「!・・・そんなの、」

白は静かに憤怒した。
男二人が互いに語る。

黒「戦争が無い世界なんて存在しない。してはいけない。」

白「戦争がある世界を許せない。許してはいけない。」

互いの意見は平行線、決して交わることも重なることもない。

黒「戦争で得るものもある、それは失ったものよりも大きく偉大だ。」
白「戦争で得るものなんてない、だから失ったものは大切だ。」

戦争を肯定する黒。
彼は笑う。戦争で得たものを大事に抱えて、

黒「人は争う生き物だ。争うなかで進化して来た生き物だ。」

戦争を否定する白。
彼は泣く。戦争で失ったものを大事に埋葬して、

白「人は分かち合う生き物だ。分かち合うなかで進化して来た生き物だ。」

黒と白は混じらない。
耳元で延々と愛の言葉を吐きつづける少女の口を塞ぐ事など俺には出来なかった。

「愛とはなにか、などありふれた質問をする気は微塵もありません。」

常に人を、愛する男を真っ直ぐ見ていた少女の目は俺を捉えていた。

「ただ貴方は私が与える愛を貪れば良いんです。」

相談相手に惚れるなんて、存外普通の精神を保有していたのか。

「食べた跡すら残さずに後味と風味だけが残るその世界で、」

ただ、少女の愛し方は一般のモノとは格が違う。

「私は永遠に貴方に愛を与え続けます。」

少女はいつも本気で人を愛しているのだから。
誰にも止めようが無い。

「えっと・・・、少しいいか?」
「はい、何ですか?」

あまりにも真っ直ぐな目から目線を逸らすと少女は俺の顔を捕まえて無理矢理目を合わせた。

「なんですか?」
「前の彼氏はどうした?」

少女はなにを言うかと言わんばかりに言葉を吐き出した。

「前なんてどうでもいいんです!私は今貴方が好きなんです、愛しているんです!」

少女の大きい黒目にひきつけられる。
あぁ、今までの彼氏もこれを見てきたのか。

存外悪くはない。