センター試験 2013 化学解説!! ① | もるもる集合場

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さてさて,(・化・)の化学センター解説ですよ!!

 

(全く更新しなくてごめんなさい)

 

 

 

第1問

 

 

 

問1.

 

 

a.同素体の組み合わせを選べ  

 

 

 これは超基本。ラブ

 

 「同素体:同じ元素からなる単体で性質が異なるもの」

 「同素体をもつ元素⇒スコップ=SCOP

 

   S(斜方硫黄・単斜硫黄・ゴム状硫黄)

 

   C(ダイヤモンド・黒鉛・フラーレン・カーボンナノチューブ)

   O(酸素・オゾン)   

   P(赤リン・黄リン

 

 

 

b.結合に使われている電子の数が多いもの  

 

 

 

 

 共有結合の理屈を理解し,電子式または構造式が書ければ解ける問題。

 

 

  水素(2個) 窒素(6個) 塩素(2個) メタン(8個) 水(4個) 硫化水素(4個)

 

 

 

 

問2.周期表に関する記述で誤りを含むもの  

 

 

 

 

 ④ 典型元素はすべて非金属である。

 

   ⇒典型元素(1,2,12~18族)はNaやCa,Zn,Pbなど金属元素も含んでいます!!

 

 

 

問3.濃度の換算問題  

 

 質量%濃度が49%の硫酸のモル濃度を求める。 ただし,密度 1.4 g/cm3 とする

 

  ☆溶液が1L(1000cm3)あるとする!!

 

   ・全体g=1.4×1000=1400g

 

   ・溶けている硫酸のg=1400×0.49=686 g

   ・溶けている硫酸のmol=686/98=7.0 mol

 

よって,モル濃度=7.0/1=7.0 mol/L

 

 

問4.物質量の基本的な概念の計算問題  

 

  ① NH3 22.4L(1mol) に含まれるH原子の数

 

     H原子は3mol含まれているので,

     H原子の数= 3×6.0×1023 =1.8×1024


  ② CH3OH 1mol に含まれているO原子の数

     O原子は1mol含まれているので,

     O原子の数= 1×6.0×1023 =6.0×1023

 

  ③ He 1mol に含まれる電子の数

 

     He原子は原子番号2番なので,He原子1個は電子を2個もつ。

     よって,

     He原子1molがもつ電子の数=2×6.0×1023 =1.2×1024

  ④ 1mol/L の CaCl2 1Lに含まれる Cl- の数

     CaCl2 1mol中にはCl- が2mol含まれるので,

     Cl- の数=2×6.0×1023 =1.2×1024

 

  ⑤ 黒鉛(C)12g に含まれる C原子の数
C原子のmol=1mol なので,C原子の数= 6.0×1023

 

 

 

問5.酸化物の組成式を求める   

 

 

 

   金属Mの酸化物の組成式を, MxOy とする。

 

 

   ・MxOy の式量(55x+16y)

 

   ・還元して得られる金属Mの式量(55x)

   ・還元して減少した質量=結合していた酸素原子の質量(16y)

 

   よって,MxOy中の結合していた酸素原子(16y)の質量%は,

 

 

    16y/(55x+16y)=0.37  という式で表せられる。

 

 

     y/x ≒ 2.01≒ 2

 

    

 

 

問6.身の回りの化学(酸化還元反応でないもの)  

 

 

 

  ① 蓄電池を充電⇒電池は,電子が動く!!酸化還元反応!!

 

  ② 炭酸飲料から泡が出た⇒液体に溶けていたCO2 が出てきただけ。

  ③ ワインがすっぱくなった⇒説は色々ありますが,一般的にワインが酸っぱくなることを,

    「ワインが酸化した!!」なんて言い方をします。しかし,2浪以上の受験生でない限りこれを

    体験したことのある受験生はいないよね。。

  ④ 薪が燃える⇒燃える(燃焼)は酸化です。

  ⑤ 銅板の屋根が青緑になった⇒「銅が緑青になった」と,いうこと。

     Cu → Cu2CO3(OH)2  銅の酸化数が変化しているので,酸化反応が起こっていることになる。

 

 

 

第1問解説終了~

 

 

 

 

 問5が難しかったかな??