白パンと独裁者

2025年ドイツ
英題:AMRUM
原作:ハーク・ボーム
監督:ファティ・アキン
脚本:ハーク・ボーム、ファティ・アキン
製作:ジャクリーヌ・リーツ、ファティ・アキン、ヘルマン・ヴァイゲル
共同製作:シュテフェン・シアー、マグダレナ・プロステダー、フェリックス・ウェンドランド
出演:ジャスパー・ビラーベック(ナニング)、ローラ・トンケ(ヒレ)、リーザ・ハークマイスター(エナ)、キアン・ケップケ(ヘルマン)、ダイアン・クルーガー(テッサ)、デトレフ・ブック(サム・ギャングスターズ)、ラース・イェッセン(アルジャン)、ジャン・ゲオルグ・シュッテ(オンノ)、マティアス・シュヴァイクホファー(テオ)、リタ・フェルドマイヤー(インジ)、ジーメン・リューハーク(ボイ・クレーガー)、トニー・カナル(オスカー)、ポリ・ロイナー(難民の少女)、チャード・ニッセン(マッカー)、マヨラ・リヒター(メヒトヒルト)、モーテン・ボー・ハイネ(リヒャルト・ペーター)、ベルント・モス(シュナイダー博士)、マレク・ハーロフ(テーヴェ)、マックス・ホップ(マイン医師)、ヨリッド・ルカチック(ヘディ・シュトルム)、トーマス・パーキンス(兵士)、ディルク・ブーリン(ディルク・ブーリン)、ステッフェン・ウィンク(ヴィルヘルム・ハーゲナー)、ハーク・ボーム(海に佇む老人)ほか
製作会社:Bombero international=Warner Bros. Film Productions Germany=Rialto Film
編集:アンドリュー・バード
美術:セス・ターナー
衣装:ビルギット・ミザル
録音:ヨルン・マルテンス
音楽:ハインバッハ
キャスティング:モニーク・アキン、ジャクリーン・リーツ
制作進行、ベネディクト・マウラー
撮影:カール・ウォルター・リンデンローブ
音響:ヨルン・マルテンス、トビアス・フライグ、リヒャルト・ボロフスキー
衣裳デザイン:ブリギット・ミサール
メイクアップ:マイケ・ハインライン
日本語字幕:吉川美奈子
配給:ビターズ・エンド
公開:2026年8月7日
技術:アメリカンビスタ(1.85:1)/カラー
時間:93分
鑑賞:kino cinéma横浜みなとみらい/シアター 2(111+2/6.2×2.6m/リニアPCM7.1ch)/字幕

見どころ
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監督、脚本家としても活動する『屋根裏の殺人鬼 フリッツ・ホンカ』などの俳優ハーク・ボームの自伝的小説を実写化し、第78回カンヌ国際映画祭で上映されたドラマ。第2次世界大戦末期のドイツ・アムルム島を舞台に、そこへ疎開してきた少年が心身を壊してしまった母の願いをかなえようと奔走する。監督を務めるのは『女は二度決断する』などのファティ・アキン。ジャスパー・ビラーベック、『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』などのローラ・トンケのほか、ダイアン・クルーガーらが出演する。
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あらすじ
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第2次世界大戦末期のドイツ北部・アムルム島。島に疎開してきた12歳の少年ナニングは、戦地から帰ってこない父に代わり、農作業を手伝いながら妊娠中の母ヒレら家族を支えていた。戦争とは無縁の静寂を保つアムルム島で淡々とした日々を過ごしていたナニングだったが、アドルフ・ヒトラーに心酔するヒレが彼の死を知って心身を壊す。生気を失ったヒレが欲した、バターとはちみつが塗られた白パンを手に入れようと、ナニングは家を飛び出す。
(シネマトゥデイより)
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要素
アクション  :★★★☆☆
アドベンチャー:★★★★★
SF     :★☆☆☆☆
コメディ   :★★★★☆
ホラー    :★★★☆☆
クライム   :★★★☆☆
ファンタジー :★★★☆☆
バイオレンス :★☆☆☆☆
ロマンス   :★☆☆☆☆
メッセージ  :★★★★★
切なさ    :★★★★★★★★★★

インプレッション
物語:★★★★★
配役:★★★★★
演出:★★★★★
映像:★★★★★
音楽:★★★★★
現実:★★★★★
劇場:★★★★★
観客:★☆☆☆☆

メモ
・深刻な食糧不足状態の下、子どもが食材を探して奔走すりあたりが『大統領のケーキ』と似たような話だと思ってたら、都会と地方の人間関係なども織り込んでいる全く手触りの異なる話だった。
・冒頭のシーン以外では直接的な戦争の表現はないのに、明らかに戦争が人々を変えてしまっているのがありありと伝わってくる演出が秀逸。特に最後の白パンをめぐるすれ違いは絶望的で、悲しさのあまり悶え苦しんだ。
・主人公のフェアさに関しては最近みた作品の中ではダントツ。だからこそラストのカットが胸を打つし、余韻が長く残り続ける。