デア・デビル シーズン2
2016年アメリカ
原題:MARVEL'S DAREDEVIL
原作:スタン・リー、ビル・エヴァレット
製作:マーベル・テレビジョン、ABCスタジオ
出演:チャーリー・コックス、デボラ・アン・ウォール、エルデン・ヘンソンほか
配給:ディズニーABCドメスティック・テレビジョン
公開:2016年3月18日
話数:13話
鑑賞:Netflix

あらすじ
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昼は弁護士として、夜は盲目のヒーロー“デアデビル”として正義のために闘うマット・マードックは、ヘルズ・キッチンを影で支配していたフィスクを倒し、街に秩序を取り戻した。しかし、フィスク不在の街ではマフィアたちが再び陰謀を企て始め、さらに、犯罪者を容赦なく殺戮する非情の私刑執行人“パニッシャー”やマットのかつての恋人で高貴で冷酷な暗殺者の“エレクトラ”が現れる。マットは彼らと対立しながら、再び悪の組織に立ち向かっていく。
(楽天TVより)
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映画の時には一週間に1本だとそれほどハードでは無かったんですけど、Netflixドラマは一気に13話同時に配信だったので、更新を間に合わせるために1週間で見返すにはそこそこ頑張らなくてはなりません。

今回、なんでこんな事を言い出すかというと、なかなか辛い展開で一気に見れなかったんですよね。

前半のパニッシャーの話は本当に面白いんですけど、その後に急に忍者などが参入してくる「エージェント・オブ・シールド」ばりのこじらせ展開に突入!

シーズン2はこの先の他のドラマの展開の伏線を貼っているのでストーリーがとにかく慌ただしく感じます。

言いかえれば、重要なシリーズと言うこともできるんですけど。

パニッシャー、ヤクザ、忍者と次々と現れて話がメチャクチャになりそうなところで、ウィルソン・フィスクが登場してなんとか持ち直すものの、マダム・ガオが出てきた辺りで、今はなんの話が進んでいるのか分からなくなるんです。

デアデビルとパニッシャーのやり取りをもっと見ていたかったのに、実はこの後のシリーズ作品を通してメインとなる組織「ヤミノテ」を登場させるのがシーズン2のメインストーリー。

大好きなマットの法廷シーンも大遅刻という失態のおかげで消化不良だし。

個人的にはマットとフォギーとカレンのチームが一体となっている時は本当に救われるけど、このシリーズは彼等の絆が失われていくシリーズなので、後半は見ていて辛くなる場面が多々あります。

今回散々だったマットですが、実はこの先にシリーズが続いていくと、今回はコレでもまだマシだった思うようになります(笑)

ちなみに、邦題は現在のものではなく、Netflix時代のものを採用しています。

【各話の鑑賞メモ】
第一話「新たな戦いの幕開け」
原題:Bang
監督:Phil Abraham
脚本:Douglas Petrie、Marco Ramirez
公開:2016年3月18日
あらすじ
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秩序を取り戻したフィスク不在のヘルズ・キッチンで、アイリッシュ・マフィアたちが再び陰謀を企て始めていた。そんなある晩、街で起きた銃撃戦から逃れるように、ひとりの男がネルソン&マードック法律事務所に助けを求めてきた。命を狙われているというその男は、証人保護を受けて新しい人生を送りたいと訴えるが、マットとフォギーは即断を避け、まずは事件の調査を始めることに。早速、男から聞いた事件現場に向かった2人は、目の前の光景に愕然とする。ニューヨークの一角が、まるで戦場のように荒れ果て…
(楽天TVより)
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・今回はコスチュームも武器もある最強の状態から話が始まるので冒頭から安心感が。
・新しい敵組織が登場…と思ったらあっという間に全滅という斬新な展開。
・1話目からちゃんと敵が登場。そして無茶苦茶強い!

第ニ話「捨て駒」
原題:Dogs to a Gunfight
監督:Phil Abraham
脚本:Marco Ramirez、Douglas Petrie
公開:2016年3月18日
あらすじ
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新たな脅威の正体は武装組織ではなく、犯罪者を容赦なく殺戮する非情な私刑執行人“パニッシャー”と呼ばれる男だと判明した。彼はヘルズ・キッチンを守る自警団を気取っていたが、デアデビルとは違い悪党を必ず処刑するため常に街を血に染めていた。フォギーとカレンは“パニッシャー”から依頼人を守るため、検事局との取引に応じることを決める。依頼人は証人保護を得るため盗聴器付きで極悪非道のヤクの売人と会いに行くが…。その頃、デアデビルは“パニッシャー”の正体を突き止めようと、調査を開始していた。
(楽天TVより)
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・コスチュームを着た状態のマットを完膚なきまでに叩きのめす事でパニッシャーの強さが分かる。
・よりによってマットの耳が聞こえなくなるトラブルが発生。
・パニッシャーとの第二ラウンドもまたマードックの敗北…。

第三話「ニューヨークの精鋭」
原題:New York's Finest
監督:Marc Jobst
脚本:Mark Verheiden
公開:2016年3月18日
あらすじ
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パニッシャー”に捕らえられたデアデビルは、無言のままの彼にむやみに人を殺すなと説得していた。やがて、デアデビルの問いかけに応じ始めた彼が、生粋のニューヨーカーであり、戦地から故郷に戻って感じた喪失感を街のために戦うことで埋めていると自身の胸の内まで明かすと、2人は心を通わせていく。ところが、悪党にもやり直すチャンスがあると考えていたデアデビルに対し、彼は永遠に葬るべきだと断言すると…。一方、検事局のレイエス検事から法律事務所を潰すと脅されたカレンは、タワー検事補に助けを求める。
(楽天TVより)
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・シーズン2では一番好きな回。ここからどうやって抜け出すのかハラハラした。
・頼れるクレアがここで再登場。会話の中でルーク・ケイジについて触れる事で世界が繋がっている事を示唆。
・終盤の壮絶なバトルシーン。見ている方もクタクタになる。

第四話「復讐の呪文」
原題:Penny and Dime
監督:Peter Hoar
脚本:John C. Kelley
公開:2016年3月18日
あらすじ
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タワー検事補から渡された資料に目を通したカレンは“パニッシャー”の過去を知り、彼が“冷酷なサイコ野郎”ではないことを確信する。そして検事局から事務所を守る最善策は、“パニッシャー”を見つけ出すことだとマットとフォギーに訴えると、彼女は自ら調査を進めていく。一方、街を離れていたアイリッシュ・マフィアのフィンが、殺された息子の復讐と自分の金を取り戻すためにニューヨークへ戻ってきた。街で最大勢力を持つ彼らが“パニッシャー”の命を狙っていることを知ったデアデビルは、彼の救出に動き出す。
(楽天TVより)
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・早々にパニッシャーのピンチ、そして過去の深掘り。こうなると誰が主役だかが分からなくなる。
・パニッシャーが墓地で過去を語るシーンは胸が熱くなる。
・そして、まさかのパニッシャーが4話で表舞台から一度退場…。

第五話「過去からの呪縛」
原題:Kinbaku
監督:Floria Sigismondi
脚本:Lauren Schmidt Hissrich
公開:2016年3月18日
あらすじ
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マットの元恋人“エレクトラ”が、10年ぶりにヘルズ・キッチンに戻ってきた。早速マットのアパートへ向かった彼女は難なく部屋に侵入し、帰宅したマットを前に突然、法律の知識を生かして父親が投資した財産を取り戻して欲しいと頼み込む。そして翌日、マットが依頼を断れないようにと多額の報酬を事務所の口座へ振り込んだ彼女は…。一方、マスコミや検事局が発表した“パニッシャー”についての報道に秘密があると気づいたカレンは、ニューヨーク・ブレティン社のエリソン記者に事情を話し、ひとりで調査を続けていた。
(楽天TVより)
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・現在のエレクトラよりも過去の彼女の方の登場シーンが長いのがユニーク。
・しれっとジェシカ・ジョーンズが名前だけ登場。
・再び悪徳会社でお馴染みのロクソンが登場。メインの敵と思わせながらこの後まさかの拗らせ展開に。

第六話「パートナー不在」
原題:Regrets Only
監督:Andy Goddard
脚本:Sneha Koorse
公開:2016年3月18日
あらすじ
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マットはエレクトラが立てた計画に乗せられ、日本のヤクザとの闘いに巻き込まれそうになっていた。フィスク不在の街をヤクザが牛耳る動きがあると知ったエレクトラは、デアデビルとして活躍するマットに、一緒にヤクザを片付けたいと言い出したのだ。マットは条件として、誰も殺さないこと、ヤクザを倒したらヘルズ・キッチンから永遠に去るよう彼女に突きつけるが…。そんなある日、フォギーとマットは正義を貫き“パニッシャー”の弁護を引き受けることを決意。しかし、同時に2人は事務所閉鎖の危機に見舞われる。
(楽天TVより)
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・新展開突入を強調する様なオープニングから聞き取りにくい日本語が続き、我々が知らないタイプのヤクザが登場。
・フランクが前回を境に急に人間らしいキャラに。
・なんだかんだでマシューとエレクトラは良いコンビ。

第七話「海兵隊のプライド」
脚本:Semper Fidelis
監督:Ken Girotti
脚本:Luke Kalteux
公開:2016年3月18日
あらすじ
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被告人のフランク・キャッスルが法廷で無罪を訴えたため、検察との取引が白紙に戻ったフォギーとマットは検事局との“世紀の裁判”に挑むことになった。2人はキャッスルの減刑を勝ち取るために、戦争体験によるPTSDを主張しようと決め、そのために必要な本人の同意を得ようとする。ところが、キャッスルからは海兵隊としてのプライドがあり、戦争体験者への侮辱になると同意することを拒否されてしまう。このキャッスルの事件に加え、エレクトラの案件が同時に持ち上がったマットは、どちらにも対応できなくなり…。
(楽天TVより)
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・裁判よりも戦っている時の方が生き生きしているマット。
・少しずつエレクトラとマットの距離が縮まっていく。
・マットとフォギーの関係は逆にギクシャクしてゆく…切ない…。

第八話「罪深き罪」
原題:Guilty as Sin
監督:マイケル・アッペンダール
脚本:Whit Anderson
公開:2016年3月18日
あらすじ
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ヤクザとの闘いで最大の危機に直面したマットとエレクトラ。そんな彼らを救出したのは、マットの恩師スティックだった。彼は瀕死のエレクトラに荒療法を施すと、アジア全域に広がる“ヤミノテ”という闇組織の存在をマットに話し始める。さらに、エレクトラを戦士として育てたのは自分であると告白すると…。一方、キャッスルの裁判では、フォギーたちを窮地に立たせる予想外の展開が待ち受けていた。カレンは、この状況を脱するには、キャッスル自身が証言台に立ち陪審員に訴えるしかないとフォギーに提案する。
(楽天TVより)
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・マットの天敵の忍者が再び登場、全てはスティックの登場の前振り…。
・スティックの言っていた戦争の全容が語られる。
・フランクが大暴れして裁判は惨敗。3人の仲がバラバラになり最悪の関係に。

第九話「真実までの7分」
原題:Seven Minutes in Heaven
監督:Stephen Surjik
脚本:Marco Ramirez、Lauren Schmidt Hissrich
公開:2016年3月18日
あらすじ
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家族を惨殺した真犯人を突き止め復讐を果たしたいと願うキャッスルは、フィスクからのメッセージを受け取るため、計画的に有罪判決を導き刑務所に入った。所内を牛耳るフィスクと接触した彼は、“家族の死に関与した男”と対決する機会を与えると言われるが、その男から真実を聞き出し、復讐するには7分間しかないと知ったキャッスルは…。一方、フォギーとマットはキャッスルの裁判に負け、法律事務所を畳むことを真剣に考え始めていたが、真実を追求することを諦めないカレンはひとりで陰謀を解明しようと躍起になる。
(楽天TVより)
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・シーズン2で色々とキャラクターが出てきたけど、フィスクの存在感は群を抜いてる。
・前回の最後のセリフの意味を説明するのに10分を使う贅沢さ。でも、メチャクチャ面白い。
・パラレルに話が進んでいきやがて合流する脚本がニクい。

第十話「檻の中の男」
原題:The Man in the Box
監督:Peter Hoar
脚本:Whit Anderson、Sneha Koorse
公開:2016年3月18日
あらすじ
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誘拐された子供たちが指紋を焼かれ、医療用のチューブで血を抜かれていた現場を発見したデアデビルは警察とメトロ総合病院に勤めるクレアに助けを求めていた。その時、キャッスルが刑務所から脱獄したという情報が入り、マットたち3人は検事局に呼び出される。そしてレイエス検事が、麻薬密売人“ブラックスミス”のおとり捜査について彼らに説明を始めると、突然銃弾の嵐が検事局を襲い…。それから間もなく、キャッスルがフィスクと同じ凶悪犯だらけのD棟に入所していたと知ったマットは、刑務所へ向かっていた。
(楽天TVより)
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・キャッスル一家に起こった事件の真相が明かされる。
・マットとフィスクの邂逅シーンは毎回凄まじい緊張感。
・フランクも忍者もエレクトラも合流してきていよいよクライマックスに近づいた感が。

第十一話「38口径」
原題:.380
監督:Stephen Surjik
脚本:Mark Verheiden
公開:2016年3月18日
あらすじ
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麻薬密売人“ブラックスミス”の調査を進めていたカレンは、事件の真相に近づいたことから命を狙われてしまう。そんな彼女の窮地を救ったのは、“ブラックスミス”の行方を追っていたキャッスルだった。やがてカレンは、内密にキャッスルと行動を共にするようになるが、ついに“ブラックスミス”のアジトを調べ上げた彼は、家族の復讐を果たそうと、1人で敵地に乗り込んでいき…。一方、デアデビルは“ブラックスミス”の情報を得るため、彼のライバルというマダム・ガオのもとを訪ね、“ある交渉”を進めようとしていた。
(楽天TVより)
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・いつの間にかマットが忍者に対応出来てる。
・カレンとフランクが良いコンビとして…と思ったら…。
・マダム・ガオが登場してシーズン1のメンバーがほぼ勢揃い。

第十ニ話「暗闇の先に待つ闇」
原題:The Dark at the End of the Tunnel
監督:Euros Lyn
脚本:Lauren Schmidt Hissrich、Douglas Petrie
公開:2016年3月18日
あらすじ
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3度もキャッスルに命を狙われたにもかかわらず無事に逃げ切ったカレンは、エリソン記者の勧めもあり、報道されている彼とは違ったその素顔を記事にしようと決心する。そして、核心に迫る情報を得るため、キャッスルの真実の姿を知る唯一の人物という海兵隊時代の元上官スクーノヴァ大佐の家へ向かう。一方、デアデビルは“ヤミノテ”に連れ去られた恩師スティックを救出するため、“ある地下トンネル”へと急いでいた。なんと、彼はそこで謎の兵器“ブラック・スカイ”に遭遇。驚愕の正体を目の当たりにし…。
(楽天TVより)
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・少女時代のエレクトラ役の子のアクションが只者じゃない。
・ブラック・スミスにブラック・スカイ…ややこしい。
・パニッシャーが正式に生まれた瞬間に震える!

第十三話「地獄にも降る静寂」
原題:A Cold Day in Hell's Kitchen
監督:Peter Hoar
脚本:Douglas Petrie、Marco Ramirez
公開:2016年3月18日
あらすじ
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自警団の存続を懸けた戦いがヘルズ・キッチンで始まった。デアデビルは、愛する街を守るため、そして“ブラック・スカイ”が奪われないよう、プライドと命を懸けた闘いに挑む。さらに、エレクトラだけが自分の理解者だと気づいた彼は、敵と戦い生き延びれば、人生を共にしたいと願い…。その頃、“ヤミノテ”は宿敵デアデビルを抹殺しようと、忍者を集結させ戦闘態勢に入っていた。一方、パニッシャー裁判での活躍が認められたフォギーは、ジェリー・ホガース弁護士から事務所のパートナーにと誘いを受ける。
(楽天TVより)
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・ジェリー・ホーガスが登場してジェシカ・ジョーンズとも繋がる。
・クライマックスのノブとの再戦でマットの戦闘能力の成長がよく分かる。
・ラストは3人が本当の意味でバラバラになる切ない展開のまま、ブラック・スミスをほったらかしにしたまま、次のシリーズへ続く含みを。

主な初登場人物
フランク・キャッスル(パニッシャー)
エレクトラ

再登場
マシュー・“マット”・マードック(デアデビル)
フランクリン・“フォギー”・ネルソン
カレン・ペイジ
ブレット・マホニー巡査
クレア・テンプル
スティック
ウィルソン・フィスク(キングピン)
ノブ
マダム・ガオ
ジェリー・ホーガス

予告編


前作:ジェシカ・ジョーンズ シーズン1


次作:ルーク・ケイジ