もうちょっとだけ続けてもいいでしょうか?
どうぞお付き合いください。
バンド編(1)は、こちら、そして(2)はこちらです。
黄金の追っかけ道 劇団編(1)はこちらです。
・・・
大好きなバンドの追っかけをしていて、
打上げ手伝いスタッフになり、
1年ほどたった冬の終わりのある日。
そのバンドの追っかけを初めて3年目ぐらいだったでしょうか。
携帯が鳴ったんです。
マネージャさんからでした。
「おれ、事務所をやめることになったんで、
スタッフやってくれないかな?
とりあえず、Yさん(ボーカル)から電話いくから」
ええええっ!
なんですとっ!
その夜は眠れませんでした。
Yさんから電話かかってくるなんて、
有りえないって感じだったし、
いや、でも、かかってきたらどうしようって思って。
結局、その夜はYさんからの電話はありませんでした。
翌日の夜。
見知らぬ番号から電話がかかってきたんです。
めっちゃ緊張して電話を取りました。
「あ、もしもし、Yだけど。」
きゃああああ。
打ち上げでも、最も話をしたことのないYさん。
だって、そのバンドでは、ワタクシの一押しさん。
本命というのは、いちばん緊張する相手なのです。
そのYさんから、直接、電話が。
とにかく、落ち着け、落ち着け、と言い聞かせて、
話を聞きました。
マネージャさんは実家の都合でやめちゃうこと、
ファンクラブを立ち上げたばかりだけど、
(もちろん私も会員になってました!)
その運営をどうするか困っていること、
ライブのときに、細々したスタッフワークをしてくれる人が
いなくて困ること、、、
「でさ、おまえ、スタッフやってくんない?
今まで見てきて、いちばん、安心できるかなって思って」
と、Yさんにスカウトされてしまったのです。
断るワケにいかないじゃないですか。
当時、一番、応援してたバンドの、
しかも一押しメンバーさんが困ってるんですもん。
「わたしに出来ることなら、なんでもお手伝いしますっ。」
と、気づけば答えてました。
「あー、助かった。ほんと助かるよ、よろしくね!
じゃあ打ち合わせしよう。
今度の金曜の夜って時間ある?また詳細は電話するから!」
と、電話は切れました。
携帯を持ってた手が、ちょっと震えてました。
電話が切れたとたんに、もわもわもわっと、
不安が湧き上がってきました。
だって、仕事もあったし、
バンドスタッフなんてやったことないし。
ファンクラブって何をしたらいいんだろ?
でも、とにかく、好きなあの人が困ってるんだもの、
がんばって手助けしよう!って決意をして、
その夜は過ぎていったのでした。
(続く)
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