天下一武道会でも開いて一番強い奴の希望を通すって事でいいんじゃない!?
もはやそんな事を思った今作の刀ステ。
今回は冬の陣と夏の陣でひとつの作品という事なのでモヤモヤした所は全て夏の陣で解決される事を祈って小言はあまり言わずさらっと流します。
あまりにヤケクソ自害が過ぎる真田信繁。(死ぬまで生きろってそうじゃないだろ父ちゃん兄ちゃん泣いてるぞ。あと私も)
あまりにしつこ過ぎるクソじじい家康。(はよ厠に行ってこい)
あまりに唐突過ぎる蒼空ムーブ豊臣。(そりゃ滅びるわ豊臣)
あまりに呑気な刀剣男士。(歴史変わってるぞ)
よくよく言われる地獄だ絶望だしんどいだの言われる刀ステですがそんな事はもはやどうでもよく見終わった瞬間の私の心は雷雲轟く曇天もいい所だったんですが、これは、これは全て夏の陣で解決されるんですよね?期待してますよ!?容赦なく期待しますよ!
はい小言終わります。
ここから先は良かった所を述べて行きたいと思います。
弥助の必死さに全私が泣いた。
わかる。わかるよ。私は別に信長大好きってわけじゃないけど、でも弥助の気持ちが痛いほどに伝わって来た。
信長に出会えた事で人になれた事、その信長を守れなかったこと、救うを諦めきれないこと。
絶望に溺れ切れたらどれほど良かった事か、絶望の中でも希望を見付けてしまったから弥助はそれに縋って、それを支えにしてずっとずっと絶望の中の希望を叶える為に生き続けて来たんだよね…
本当の希望って絶望の中でこそ見付けるものだと思っているから。
全部諦めちゃったらあんなに頑張れないもん。
弥助は間違っていたのかな。その努力は徒労だったのかな。
命を捧げても願いは叶わなかった。
死んだ人間を生き返らせるような真似は、やっぱり摂理が許してくれないのかな…
悲しい気もするけど私はなんとなく「安らかに眠ってくれ。あの世で信長公に再会出来ますように」と祈ってしまった。
そーざちゃんがかわいかった。そーざちゃん、男士同士だと普通におしゃべりするよね。
意外とちゃんといろんな子達と交流するよね。かわいいね。
いいの。審神者には塩対応でもいいの。その、そういうそーざちゃんを見れれば、遠くから見れるだけで、それでいいの。
審神者そこに混ざれなくてもいいの。遠くから見ることができればそれでいいの。それで、いいの。
(※虚伝初演ライビュを見てちょっと好きだなって思ったピンクの子がいざゲーム始めてみたら塩対応でショック受けた事を引き摺り続けているユーザーだがいざ宗三にデレられてもそんなの宗三じゃないって思うので複雑な審神者心。君が…遠くで笑っていれば…それで…いい…)
加州ちゃんのまんばちゃんの「国広」呼び、そしてまんばちゃんの「清光」呼び…
そんで慈伝でのまんばちゃんのむっちゃんの「吉行」呼びでしょ…
あの時は歌仙さんも一緒で「本丸が出来たばかりの頃は大変だったね。でもみんなで必死に頑張ったよね」って、うわ~~~~~~~~~~!なんだその同期感!!!
早く!早く五振揃えて!初期刀ファイブの話作って!!!
松田くんの加州清光、噂通り素晴らしかった。この松田加州で特命調査見たい~~~~~!!!
いち兄、フィギュアスケート選手か?本当に太刀か?
そんなに美しいバタフライジャンプを決める太刀がいるか?加点要素しかないぞ。
秀頼と一期一振、共に秀吉の事を覚えていない者同士が共感を積み重ねて行く過程はほろ苦くも優しい時間に思えたな。
もうちょっとこの二人のやり取りが見たかったなぁって思っちゃった。
一筋流れる涙が美してぞくぞくしました。いいわよ。そういうのもっとちょうだい。
苦しみ悲しむ一期一振は凛々しく気高くそして美しい。
本田くんのいち兄、朝霧みたいだったな。
冬がまだ少し残っている春先の早朝の霧みたいだったわ。綺麗だった。
これは気軽に結婚しようとか言えないけどやっぱりちょっと結婚したい。
「諸説に逃がす」云々ですけど、諸説に逃がす事を許さない、というよりは「諸説をそういう形で利用するのは許さない」という感じですかねぇ。
そもそも未来の出来事を知ってしまう事が禁忌ですよね。やばいですよね。
刀剣男士は「歴史を守る存在」なんだからそんな事聞かされたらダメって言うしかないでしょ。
私だって仕事で「正規のやり方じゃないけど結果は変わらないから裏技使っていい?」って言われたらダメって言うわ。
この天伝を見て、歴史とは何か、諸説とは何か、史実とは何か、逸話とは何か、事実とは、真実とは何か、という事をたくさん考えました。
後世の創作も含めて、たぶんそれはそれまで積み重ねられて来た時代と多くの人々の生き様の思いを後の時代の人間達が受け止めて生まれる祈りや願いや憧憬や尊敬なのかもしれない。
私も当代の人間が諸説を利用するのはなんか駄目だなって思った。
どうして駄目なのか本編を見ている時は分からなかったけど、たぶん、たぶんね、そういうのって「人々の思いの積み重ねの前借」みたいなもので、だから駄目なんだなって思った。
今生きている人間が、後の時代の人々の思いを使ってしまうことはきっと許されない。
未来をそういう形で「消費」しては駄目。これから積み重ねるものだから。
まだ何も積み重ねられていない内にその「思い」を消費したら、きっと何かが擦り減っちゃうよ。
何か大事なものがマイナスになる。だから許されない。そんな事を思いました。
さて、夏の陣では何が起こるのでしょうか。
一番の期待は三日月宗近と高台院のやり取りです。うひょー!ドキドキするー!
また何か思いついたら追記するかもしれません。