どっちが怖かったって言ったら昨日見たMIU404が一番怖かったわい!
『残穢-住んではいけない部屋-』
ホラーというよりミステリーに近いものを感じたかな。
マンションに怒る怪異。その原因を突き止める為に過去へ過去へと遡る。
あれこれ調べている内に一番最初に出て来た体験怪談にぐるりと戻ったのは「おぉ!」と思ったな。
過去へ現在へ未来へと連鎖して行く「穢れ」
それは人の営みが続いて行く以上は避けて通れないもののような気がする。
たぶんそういったものはあちらこちらにあって、けれど気付く人と気付かない人がいる。
その差は何なんだろう?とふと考えてみたけど分からなかった。
うーん、これは文字で読んでみたいなぁ。
けど小説で読んだら怖い気がする…
『アナベル 死霊博物館』
すみません前の記事でタイトル間違えました。
海外のホラーってアクションだよね。
娘っこ三人がよう頑張った。あとあのギター男子もよく頑張った。死ななくて良かった。
心霊研究家の一家には曰く付きのモノがいっぱいあった。
ああいうお化け屋敷あったら楽しそうってちょっと思った。いや、怖い。
呪いのアイテムがそれぞれ襲ってくる場面は「おばけこわい!」って言うより「急襲がこわい!」って感じだった。
特に残穢を見た後だから思ったことなんだろうけど、あっちの悪霊ってなんていうか物理で襲って来るね!?
日本産の幽霊はわりとこうぼやぁっとした感じ。いやでもさだかやは結構はっきりしていたというか存在の主張が激しい気も。
血塗れの花嫁とか日本の鎧武者とか(ここ西洋の甲冑じゃないんだ!?って思った。収集が世界規模…)手がにょろって来るゲームとか、
普通の世界に普通にありそうなものが悪霊となって襲って来るのに、唐突にザ・悪魔!みたいなやつが出て来て「え…!?」ってなっちゃった。
ラストはハートフルなハッピーエンドで良かったです。本当に誰も犠牲にならなくて良かった…
あ、車…!(涙)
前にもいわゆるエクソシスト系のホラーを見た時にも「怖い」というより「虫が!虫が!ギャー!」みたいな感じだったのですけども。
こればっかりは宗教観とか文化圏の違うなのでしょうがない~~~という感じ。
おもしろい・つまらない、というわけではなく、ホラー映画の質の違いってそういうものによって変わってくるのが面白いよなって大人になってから思うようになりました。
いや、怖いんですけど。怖いんですが!
アナベルの悪霊は悪魔だったので十字架とか聖書の言葉で撃退出来たけど、じゃあ日本の幽霊って何で撃退出来るのかなぁ?って考えちゃった。
これまで見て来た数少ないホラー作品を思い返すと、わりと軒並み怨霊達って霊媒師達に対して「ヤられる前にヤれ!」だし、経文も祝詞もなんか凄そうな呪文もあんまり通じないし…
やっぱり人間の執念妄念怨念が最強ということなんだろうか。こわい。
どうしてこういう類いのホラーが日本には多いのだろう?とも考えてみたんだけど、
日本の精神の基本として「優しくあろう・親切であろう・相手は善人であると信じよう」みたいな所があると思うんですけど
その辺の反面教師として「怨んだり憎んだりしちゃいけないよ!こわいおばけになるよ!」という教えなのだろうか。
もしくは「人に怨まれたり憎まされたりすることしちゃいけないよ!相手が怨霊になっちゃうよ!」なのだろうか。
どっちかっていうと後者かなぁ。
自分が怨霊になったり人を怨霊にさせたりしない生き方をしたいと思います。