こんばんは。


発達障害の息子を取り巻く日常を

私の視点から書いております。


女装する鉄道マニアの夫

スポーツと甘いものが大好きな娘

主婦である私の3人を脇役に

私の感じるままに、私の主観で

お届けするブログです。


とはいえ、脇役も結構キャラ強めチョキ

個性的なメンバーが構成員のちどり家。

楽しく読んでいただければと思います。


クローバークローバークローバークローバークローバー


前回の記事では

地域ぐるみで盛り上がった

私の運動会の思い出を書きました。




そして、それに引き換え、

今年の運動会のそっけないほどの状況に

仕方がないとはいえ

ちょっと物足りなく感じています。

どのくらいそっけなかったかは、

このご時世、どこも似たようなものですので、

省略しますが、



スポーツ大好きな娘のことを考えると、

残念だなぁ、と思う親心です😌



しかし、一方息子のような

発達障害、グレーゾーンの子どもの親としては

こんな運動会なら

ストレスも少なかっただろうと

考えてしまうのです。



運動会と息子は、極めて相性が悪く

練習で汗を掻き、太陽にあたったりすると、

たいてい、蕁麻疹がでます。


興奮したり、怒ったり、恥ずかしかったり

感情をともなう血流の活性化で

蕁麻疹がでやすいことは警戒できましたが、



幼稚園までは、

日に当たったり、汗をかいたくらいで

蕁麻疹がでたことはなかったので、

1年時、学校から連絡がきたときは

ここでもきたか…!と気持ちがダウン⤵



大量の汗に、太陽の光、

校庭の砂埃、競技に取り組む緊張、

うまく行かない恥ずかしさ。



それらが作用しあって蕁麻疹が出たのでしょう。

発達障害と蕁麻疹は直接は、

関係ないのかもしれませんが、

苦手なことへの緊張や、

失敗の恥ずかしさなど

感じやすいのが、運動会(練習)なのです。



実際、息子は何が苦手なのかというと

集団で移動したり、座ったり、

あちらに行かされ

こちらで立たされ。

これが難しい。


嫌がらず動いていますが

テンポがかなりズレます。

遅れます。転びます。尻もちつきますえーん

とにかく、みんなに遅れずに

スムーズに動くだけでもかなり大変そう



あと、もう一つ。

息子がストレスに感じていたのは

いつもどおりのスケジュールで

時間割りが進まないこと。



式次第により、休憩が入ったり

はたまた、よーいドンで

走らず「勝負は本番で!」と

打ち切られたり……。



息子にとっては、運動だって苦手なのに

大変なことばかりの

運動会だったと想像できます。

学年があがるに連れ、

蕁麻疹や極度の緊張はなくなってきました。



1度だけ、5年生の時は

楽しそうに、嬉しそうにしていました。

運動会の放送担当になり

リレーの実況をしたのですが、

それがとても上手だったのです。



競り合う選手の走りを、

アナウンスで絶妙に盛り上げ

小気味良い語り口で、応援を促すのです。

(親バカだなぁ、とお笑いください)

娘がリレーで走る様子を

兄である息子が実況する。

あの瞬間は、嬉しかったです。


息子の運動会での様子でしたが、

一般的に、発達障害のお子さんには

運動会についての様々な準備や配慮が必要です。


  • ピストルの音でパニック
  • 入退場などの大音量の音楽が苦手
  • 沢山の人、いつもと違う環境が苦手
  • 勝ちにこだわり、負けるとパニックになる
  • 状況に応じた(今はトイレに行ける時間)急な指示に戸惑う
  • 砂がつく、服が汚れるなどを極端に嫌う

                    などなど


どの先生も相談すれば

できる限りの対応をしてくれるはずです。

もし、心配事がある保護者の方は

担任の先生にお話してみるといいですよ。


例えば音に敏感な子に対しては

その子のレースだけ、ピストルは使わないで笛。

笛の音も事前に説明したり聞かせたりして

心の準備をしておく。



勝ちへのこだわりが強い場合は

日頃から、学級づくりとして

友達の優れたところを認め合い

勝ち負けだけが価値ではないという

下地を作っておく

さらに、親も負けても頑張っているのをみてるよ。

と直前にも、伝えておく。



もちろん、簡単ではありません。

それでも、理解しあおうという気持ちが大事。

何事も小さな変化の積み重ねです。



運動会に限らず

頑張ってるね、いつも、応援しているよ。

そんな気持ちを伝え続けるのが大切。



わかっていますが、

今、我が息子には、伝わりませんショボーン


「そんなことで、

 勉強のやる気をださせようとしても

 無駄だよ!」


他意なく言った言葉でさえ

裏の裏をかいてくるような反抗的な返事……えーん


クローバークローバークローバー


今年の娘の運動会でも、

実は競走に負けて不貞腐れて

隠れてしまった6年生がいた。



娘と同じレースで

いつも娘をぬかしてゴールする男の子

娘が追い抜いた瞬間……。

スピードを落とした……ように見えた。

そして、ゴールしたあといなくなった、

と、娘が言っていた。



でも、6年も付き合いがあると

子どもたちもよくわかっていて


「大丈夫だったの?」と私が聞くと

「大丈夫だよ。

 落ち着いたら戻ってくるし」と。



子どもたち同士が、

お互いをよく理解して

認め合いながら成長すること

発達障害だろうと、なかろうと

ちょっと困ったことがあっても

お互いに、当たり前に受け入れ

何気なく過ごしていく。



息子も

忘れ物しようが、遅刻しようが、

喋りすぎたり、場違いなことをしたりしても

友達に助けられながら

何とか中3になれた。

(周りの皆さんに感謝、申し訳なく思います)



簡素の極みみたいな運動会でも

発達障害のある子にとっては

やはり負荷が強いこともある。



いくら前準備しても、

事前指導しても、うまく行かないこともあります。

それはそれで経験値になるし、

そうこうしながら、息子も成長しています。



そして、周りも成長しています。

娘、息子の沢山の友達に改めて感謝しています。



うまくまとまりませんでしたが、

お読みいただき、ありがとうございました。