ラポール・ラボのジュンコ田中です♫
アスペルガーの旦那さんの対応や会話はともかく疲れますよね。
今日はそんなアスペルガーの旦那さんと
『客観視』の視点を持つ事が大切です。
ちなみに時間は30分で
何気なーく、A4の紙を20枚くらい出してきて
「この話がしたいの」と言いながらテーマを書きます。
線の左右にそれぞれの発言を絵や文字で書きながら話していきます。
(アスペルガーの人はシングルタスクなので書くのを任せるのは難しいです。)
書き出す事で明確に「客観視」できるのでそこに気づいてもらいやすいです。
相手側ばかり真っ黒になるので
『一方的に自分の興味のあることを話し続けている事』
が明確になってきます。
相手が受動型・孤立型アスペルガーの場合だと
相手側は「うん」か「・・・」ばかりになるので
「自分は何も発言していない事」
が明確になってきます
相手が尊大型(IQの高い大仰型)アスペルガーの場合はかなり面倒なんですが
「相槌や感情や共感がない事」
「問題は常に相手が悪いと言っている事」
「相手が悪い上に納得した形で終わらないと相手を責め続けている事」
「他の人と考え方がまるで違う事」
「人と関わらないようにしている事」
「自分ルールが激しい事」
が明確になってきます
ちなみに、うちのダーリンは尊大型です(ノ_-。)
受動型の時もありますが『千と千尋の神隠し』の「カオナシ」が豹変すると同じように
時と場合でいろんなタイプが出てきます。
対応するときのステイト(立ち位置)は「鳥の目」を持ちながら
「あなたのことをすごく知りたい」というステイト(立ち位置)です。
『千と千尋の神隠し』の「せん」がとった態度もそれに当たります。
(「カオナシ」はアスペルガーのことなのではないかと私は思っています)
特徴が明確になってきたところで、
アスペルガーの2大特徴をうまく使います。
- ニュアンスを感じ取りにくい事
- 言葉を真に受ける事
つまり、おべっかやおだててで気分をよくします。
あなたは頭がいいから○○
あたはかっこいいから○○
とさりげなく織り交ぜていきます。
そしていろんな情報を引き出します。
「何が気になってそうしたの?」とか
「何をしようとしてそうしたの?」とか聞きます。
自分を侮辱するようなことを言ってきたら
「それって〇〇という(悪い)意味?」と
その都度書いて確認をします。
それに対する答えもそれもちゃんと書いておきます。
その場で「自分がいい人になるように取り繕う」そぶりに気がついたとしても
言葉にしていなかったら、気がつかないふりをしてあげます。
こうやって相手の真意や意図を把握していくと、
アスペルガーの相手自身ががやっと
「自分の感情が○○だったから○○した」という事に気がついてきます。
アスペルガーの人は「相手の感情」も自分の感情」も見えない障害です。
その見えない部分を、いろんな情報や知識で一生懸命埋めています。
すると自分がとった態度の原因の「モヤモヤ」が
「自分の〇〇の感情だったんだ」とスッキリして
初めから何事もなかったかのようにご機嫌になります。
※私たちも「なんかイライラするんだけど、
何が原因かわからない」っていう時ってありますよね。
その「モヤモヤ」って嫌なものです。
彼らはその「モヤモヤ」がどうしても見えないので
それから逃れるためにパニックになっているんです。
そうなってから「じゃ、これからは〇〇してね(って言ってね)」と、
具体的な言い方ややり方を提案すると安心してそれを採用してくれます。
その場で結論まで行かなくてもアスペルガーの相手が
「ご機嫌でこちらの提案を受け入れてくれる(くれそうな)事」が「目的」なので
ここまでで「書きながら会話」は終わりです
カサンドラさんの中には、
せっかくそこまで漕ぎ着けたのに
日頃の恨み辛みで「ほらね、私の言った通りでしょ!」と
ポロっと言ってしまって台無しにしてしまう方がいます。
それでは元の木阿弥・・・
「もとのもくカサンドラ」になってしまいますよ。
私が推奨する
『カサンドラ脱却のホップ・ステップ・ジャンプ』の
「4つのステップ」の
- 自分を知る
- 目的を知る
- 相手を知る
- 関係を知る
2の「目的」は何かを自分の心にしっかり聞きましょう。
「アスペルガーの相手をとっちめてやりたい」は表面の感情です
何が「目的」で何が自分の「幸せ」なのかを見つけるのは
もっと中の中の自分の「心の声」を聞く必要があります。
それはなかなか時間がかかるものですが
カサンドラ脱却する為のセミナーも開催していきます。
一緒に頑張りましょうね♫
長くなりましたが
ジュンコ田中でした(^_−)−☆
ではまた!