こんにちは
ラポール・ラボのジュンコ田中です。
今日はかなり間が空きましたが「マズローの欲求の5段階」の上から2番目のとても大切な「承認欲求」についてです。
「生理的欲求」・「安全の欲求」・「所属と愛の欲求」が満たされると次に求める欲求がこの「承認の欲求」です。
「承認欲求」は簡単に言うと「自分のことをわかってもらいたい」という気持ちが満たされること。。
その日にあった何気ない出来事や、
腹がたった出来事、
自分自身が頑張ったことや達成できたことなど何気ない事でも、
誰かにわかってもらいたいと思うのは、人としてとても自然なことです。
誰かに
- 「受け止めてもらえた」
- 「わかってもらえた」
- 「認められた」
と感じられると気持ちが楽になったり、ストレスが発散されます。
誰でも、誰かと話している時に、相手の人の態度・聴き方から、「わかってもらえている」 もしくは 「わかろうとしてくれている」 ということが感じられると、どんどん話しやすくなります。
そしてこの「わかろうとしてくれている」という感覚だけで「認められている」という承認された感覚を引き起こします。
でも、誰かに話を聞いてもらっている時に
相手からアドバイスをされたり、
相手の考えや意見や質問を言われると
それらがどれだけいいものであっても「承認された」とは感じることはできません。
「自分の話をそのまま受け止めて聴いてもらえる」「傾聴」が大切です。
「傾聴」は例えば・・
お子さんが「学校の帰り道で寄り道したら捨て猫がいたの」と話した時に
「学校の帰り道で寄り道したら捨て猫がいたのね」と返す聞き方です。
「学校の帰りに寄り道しちゃダメでしょ」とか
「どうして寄り道したの?」とか
「うちは猫を飼えないからね」とかは無しです。
耳の遠いお年寄りが「病院で診察を待っている時に、先生が大声で呼ぶんだ」と話した時に
「そうなのね、病院で診察を待ってる時に、先生が大声で呼んだのね」と返す聞き方です。
「耳が遠いから大声で呼ばれたのよ」とか
「窓口の近くに座っていた方がいいよ」とか
「何先生だったの?」とか
「ただ話しを聴いて欲しいだけ」と言う「承認欲求」にアドバイスや意見や質問がかえってくると「それ以上話す気をなくします。
話したいことを話したいように、
感じたままに自由に話したことを聞いてもらう事で
人の「承認欲求」は満たされていきます。
大人のとっても子供にとっても「傾聴」はとても大切なことですね。
「承認の欲求」が満たされると
人は初めて本来の強みを発揮出来る「自己実現の欲求」に向かえます。
「自己実現の欲求」についてはまた今度〜
ではまた〜
ジュンコ田中でした♬