心のネタNO25
【元人】
今日は落語の「元犬」のお話です。
あらすじは、
昔は野良犬の中の白犬は珍しくて、生まれ変わったら人間になると言われていました。
ある白犬のシロが今すぐ人間になりたいと思い、八幡様にお参りを続けたある日、本当に人間になってしまいます。
人間になったからには働こうと、上総屋の旦那に奉公の斡旋を頼みます。そこで、着物の着方もわからないし、四つ足で歩いたり、ゲタを咥えてにげたり、雑巾を絞った水を飲もうとしたりします。
でも、上総屋の旦那はあれま~ダメだよそんな事しちゃあと呑気に言いながら、いろいろ躾けてくれます。
そしてシロは自分な住処はゴミ箱だったと言うと、上総屋の旦那は「自分の家をそんな風に謙遜して言う健気な奴」と思ってくれます。
そして、旦那は名前を聞くと「元はシロです」と答えるシロにで「元次郎」という立派な名前までつけてくれます。
そして、おもとさんという女中のいる変わり者好きのご隠居のところへ奉公する事になります。
そこでも上げれといえば飛び上がってきたり、焙炉(ほいろ)を取ってくれと頼むと吠えたり。
なかなか犬の癖が抜けません。
さすがに、こりゃたまらんとご隠居さんが女中を呼び、「もと、もとはいぬか」と叫ぶと「はい、今朝人間になりました」というオチ。
こんな、お話です。
この中で、人間達はシロが出来ない事がいっぱいあっていろいろ騒動を起こしているのに、働きたいって言うシロを暖かく躾けてくれたり見守ってくれたり、面白がっているのが微笑ましいですよね。
元犬でなくて、元人と思っている人もシロ程ではないけど、それぞれの個性で人から見るとみんな変わって見えたりしますよね。
元人のはずの人も、これが出来て当たり前、出来ないから働けないって思わずに、シロみたいに前向きに、ありたいですよね。
そして周りの人も旦那達の様に面白い個性だと思って可愛がってあげられると良いですね。おもとさんがきっと手助けをして、一人前の人間に育ててくれると思います。
でもみんな、元人なのかしら?
と周りを見回してみると、元パンダとか元うさぎとか元猫とかいるような気がしてきました~(*^^*)
あなたを笑顔にするお手伝いをします。
の
ラポール・ラボ junko 田中 でしたo(^_-)O
