フルオーダーサロン看板の製作過程 つづきです。
滋賀県大津市にある、小顔矯正エステの
小顔専門サロン914 様のサロン看板を
お作りさせていただきました。
はコチラ
今回のこのサロン看板の製作は
グラスアトリエHAKUとアトリエBeeとの共同製作です。
アトリエBeeさんとの共同製作といえば、もうだいぶ前になりますが、
同じく滋賀県の(なぜかご縁のある滋賀県です^ ^)エステサロン、Immortelle 様のサロン看板をお作りさせていただきました。
ブログでも何度もご紹介しているので、見覚えある方も多いかもしれません。
この時は真っ白な百合の花をあつらえていただきました。
透明感のある繊細でゴージャスなBeeさんの作る花は、ガラスとの相性がとてもよく、ステンドグラスをよりエレガントに仕立ててくださいます。
そして今回も、私とBeeさんとで、お互いの知恵を絞り合い、2人で一緒に思考錯誤しながら製作を進めました。
今回は蓮の花のご指定でしたので、まずBeeさんが蓮の花を試作してみてくれました。
ミルキーなピンクで優しく可愛らしい印象の蓮の花。
お客様の思い描くイメージを形にするのは一筋縄ではいきません。
お客様にこちらのイメージをお伝えするのも、言葉や絵コンテでは限界があります。
現物をお見せして、はじめてお互いの思いが具体的に表現できたりします。
そして、今回の蓮の花は、よりお客様の求めるイメージに近づけられるよう、ヒアリングを重ね、その後もBeeさんが試作を繰り返してくだいました。
そして出来上がった蓮の花がこちら。
ゴールドワイヤーを使い、より大人っぽく、色もピンク感を敢えて抑え、花弁の先端からグラデーションをかけ、より透明感を強調した仕上がりにしました。
Beeさんの仕事ぶりは、何度も間近で見ていても惚れ惚れします。
たった一本のワイヤーから紡ぎ出され、形づくられていくお花達。ものすごい仕事量です。
メインの花が出来上がり、全体のイメージがだんだん現実味を帯びてきたところで、はじめてどのガラスを使うかを最終決定します。
選んだのは、細かなリーフ模様が繊細に浮かび上がるクリアガラスと、淡く優しいピーチ色のガラス。
ガラスカットに入ります。
ガラスカットはなるべく一発で割りとる方が、バリが出ず、ラインが綺麗に仕上がります。
ですので、全てのラインを一発切り。
ガラスとガラスがピッタリとパズルのように合わさると、気持ちがいいです。(軽い自己満足。)
サンドブラストの方も出来上がり、色入れまで終わりました。
とサラッと言っていますが、
実は今回、この色入れに大変な苦労をしました。
思ったように色入れが出来ず、大大大大大失敗。
もうこれはガラスカットからやり直しか…と、真夜中意識が朦朧としながら途方にくれ、
えーい、どうせやり直すならイチかバチか!
と、半分ヤケになりながら、ある方法を試してみました。
それが意外にもに今までで一番綺麗に色が入ってくれて、びっくり。
ちょっと企業秘密的な色入れ方法になりました。
こけてもただでは起きんぞ、的な、ラッキーな出来事でした。
いよいよ組み立てです。
全てのピースにコパーテープを巻き、ハンダで組み立てていきます。
アンティーク感が出ました。
Beeさんと一緒に、お花をアレンジしていきます。
完成写真は次回へ。
つづく