大人の発達障害  | 木蓮 花だより☆ 暮らしの中の小さな気づき

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私が発達障害と診断されたのは2年前のこと。40歳を過ぎての診断でした。

結果を聞いて何故かほっとしたのを覚えています。

 

小学校、中学、高校、大学と進みましたが、振り返ってみると、友達らしい友達がいない、いなかったことに気づきます。

学校に行くのが辛かったことを覚えています。集団での行動だったり、周囲に合わせるということが苦手でした。

特に小学校高学年から中学時代。

ただ、不登校という選択を私は選ぶことはできませんでした。

父が暴力を振るう人だったので、家庭の中に私が落ち着く場所はなかったのでした。自営業だったので、在宅での仕事も父は多かった。

 

父は中卒で学のない人でした。教養があったら子どもの特性に気づくことができたのかもしれない。

私がピアノを習いたいと父に言うと、「身分不相応」という言葉が返ってきました。

20歳を前に私に恋人ができると「この、公衆便所」という父でしたから、父への尊敬の念というものを私は持つことができませんでした。

 

発達障害だと気付いてもらえる子どもさんは幸せなのではないでしょうか。不登校という形をとることに不安はあるかもしれないけれど、不登校という選択肢があるだけでもやはり幸せなことだと私は思います。

 

来し方を振り返ると色々あったなあと思う。

でも、社会人として働き、家庭を持ち、子どもにも恵まれた今、人生を投げ出さなくてよかったという気持ちのほうが強い。

 

発達障害の検査を受けてそう診断されたからといって、何かが大きくかわるわけじゃない。でも、自分の人生を肯定できるという良さもあると私は思っています。