東京シティ・バレエ団 創立50周年記念公演 白鳥の湖~大いなる愛の讃歌~ | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

【都民芸術フェスティバル参加作品】


チャイコフスキー

バレエ「白鳥の湖」(全4幕)


演出・振付:石田種生(プティパ・イワノフ版による)

美術:藤田嗣治

芸術監督:安達悦子

演出(再演):金井利久

美術製作:堀尾幸男

照明:足立恒

衣裳:小栗菜代子

 

指揮:大野和士(都響音楽監督)

管弦楽:東京都交響楽団


キャスト

オデット(オディール)/ヤーナ・サレンコ*

ジークフリード王子/ディヌ・タマズラカル*

ロートバルト:李悦

道化:玉浦誠

王妃:高木糸子

ボルフガング:青田しげる

パ・ド・トロワ:佐合萌香、飯塚絵莉、沖田貴士

三羽の白鳥:清水愛恵、平田沙織、植田穂乃香

四羽の白鳥:名越真夕、松本佳織、飯塚絵莉、新里茉利絵

スペイン:土肥靖子、平田沙織、春野雅彦、濱本泰然

チャルダッシュ:岡博美、高井将伍 ほか

ナポリ:佐合萌香、沖田貴士 ほか

マズルカ:若林美和、若生加世子、友利知可子、渡邉優、中弥智博、福田健太、吉岡真輝人

東京シティ・バレエ団

*ベルリン国立バレエ団 プリンシパル


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パーヴォ&N響のウエスト・サイド・ストーリーを聴いた足で渋谷から上野へ。

コンサートのハシゴは、何回もしたことはあるけれど今回のような重量級のハシゴは、初めて。

正直、別の日にしたいとこだけど、遠方から都内へ向かう手間やたまたま重なってしまったので、致し方なし。


東京シティ・バレエ団の「白鳥の湖」は、今回二度目。前回は2016.7にティアラで。→その時の感想です♪♪

今回は、シティ・バレエ創立50周年を記念して、ホームグラウンドのティアラを離れ、東京文化会館で。しかもピットに入るのは東京都交響楽団、指揮は音楽監督の大野和士となれば、バレエもコンサートもどちらも好きな木さんにはたまらないご馳走(⑉• •⑉)❤︎


前半、第一幕と第二幕は、パーヴォのウエスト・サイドの余韻から抜けきれず、集中力に欠いてしまったのは残念(頭の中はトゥナイトやアメリカ、マンボが鳴り響いたまま)。

休憩を挟み後半、第三幕と第四幕は気合いを入れ直し、かなりの集中力で鑑賞したけど、さすがにウエスト・サイドから5時間以上音楽に集中するのは、ちょっとキツいかも(>_<;)

さほどバレエに詳しくないので、踊りについて云々言えるほどではないですが、わざわざベルリンから呼んだ主役のふたりはやっぱり素晴らしい。

第三幕見せ場のサレンコが踊る黒鳥の踊りは、見事でした(32回転の切れ味は凄すぎ!!)

シティ・バレエ団も前回観た時より、安定した踊りを見せていたと思います。

道化役の玉浦さんの躍動感溢れる踊りや第二幕での白鳥たちの優雅な踊り、第三幕でのスペイン・ナポリ・チャルダッシュ・マズルカの切れ味、終幕での哀愁を帯びた白鳥の群れなど…シティ・バレエのダンサーは、皆さん素晴らしかったです!!

また、悪役ローバルトの李悦さん…「お主もワルだのぅ」感が全身から溢れ出てました(笑)

前回も感動した「愛の勝利」と言うべきエンディングは、さすが大御所のおふたりとロートバルト役の李さんの絡みは、「(*゚ロ゚)オオォォォ-」って感じ(*^ー゚)b クッ゙


さて、今回もうひとつの目玉、ピットに入った大野和士率いる都響♪♪

こちらは、多少荒れた感はあったものの、個人的にはとても良かったです♪♪

大野さんがかなりオケを煽っていたのは、コンサートとして聴くには大変面白く、バレエ音楽特有の単調になりがち箇所もそれなりに聴かせていたのは流石!!

まぁこれで踊れるのかと問われると難しいですが、シティバレエのダンサーは、それなりに合わせていたと思います(あまりにも無茶ならリハの段階でオケに伝えると思います)。

但し、バレエの指揮者は踊りやすくが基本なので、無難な指揮の方が踊り手には良いとは思いますが、たまにはオケも主張して、ダンサーと丁々発止を繰り広げるのも悪くないないのでは??(笑)

オケの配置は、ヴァイオリンを対抗配置にチェロ、コントラバスをピット下手、金管・打楽器は上手、コンマスは四方さんだったと思います♬

シティ・バレエだと通常は、シティ・フィルがピットに入ることが多く、今回もし高関&シティ・フィルがピットに入ればそれはそれで面白かったかも!!

(ティアラのピットだと、どうしても弦楽器など刈り込む必要もあり、フル編成がピットに入るのは東京文化会館ならでは!!シティ・バレエの50周年の記念公演ならピットでいつも頑張ってるシティ・フィルに花を持たせたかったなぁ)


舞台美術は、藤田嗣治。

古めかしい感はあるものの重厚な感じは、かなり舞台映えしていて、白鳥の湖をより深みあるものにしていたと思います。→関連記事


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座席は最安値で4階バルコニー1列目。

しかし、見晴らしも音響も良く、コスパ率めちゃくちゃ高かったです(・ω・)b


スタンディング・オベーションもあり、見応え、聴き応えのある素晴らしい「白鳥の湖」でした(ノ^∀^)ノ☆パチパチパチ


ウエストサイドから白鳥と夢のような2連チャン。

どちらも近年稀にない大感動(⸝⸝ᵕᴗᵕ⸝⸝)

終演後、暫く経っても興奮気味で、頭の中は、ウエスト・サイドと白鳥の湖がループ状態…感動も大きかっただけに超ド級の2連チャンは、流石に疲れました(´×ω×`)


2018.3.6(TUE)

18:30

東京文化会館大ホール


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