パーヴォ・ヤルヴィ&N響 ウエスト・サイド・ストーリー | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

レナード・バーンスタイン生誕100周年記念 

「ウエスト・サイド・ストーリー」 

演奏会形式 ~シンフォニー・コンサート版~  


指揮 : パーヴォ・ヤルヴィ

管弦楽 : NHK交響楽団 

ゲスト・コンサートマスター : ヴェスコ・エシュケナージ  


マリア : ジュリア・ブロック 

トニー : ライアン・シルヴァーマン 

アニタ : アマンダ・リン・ボトムス 

リフ : ティモシー・マクデヴィット 

ベルナルド : ケリー・マークグラフ 

アクション : ザカリー・ジェイムズ 

A-ガール : アビゲイル・サントス・ヴィラロボス 

ロザリア : 竹下みず穂 

フランシスカ : 菊地美奈 

コンスエーロ : 田村由貴絵 

ディーゼル/スノー・ボーイ/ビッグ・ディール : 平山トオル 

ベビー・ジョン : 岡本泰寛 

A-ラブ : 柴山秀明 


ジェッツ、シャークス : 東京オペラシンガーズ 

土崎譲、竹内俊介、西岡慎介、馬場崇、高柳圭、岩田健志、田中俊太郎、寺本知生、成田眞、村松恒矢


ガールズ : 新国立劇場合唱団  

大音絵莉、肥沼諒子、国分晴香、塚村柴、松浦藍、山田育子、中野優子、丸山真木子


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聴いてからかなり日数が経過してますが、未だに感想纏まらず(>_<;)
取り留めのないことの羅列になりますが、ご容赦を!!

さて、大枚叩いて購入したこの公演…正直海外オケの中堅どころが買える値段だと思う…しかも音響はNHKホールより悪いオーチャードホール…それでも比較的音響的にはまぁまぁと言う3階席を確保…個人的にはかなり清水の舞台から飛び降りた感あり。
しかし、他のコンサートも諦めて購入したことも報われ、全体的な感想としては、とても良かったです!!

お馴染みの主要ナンバーがこれでもかと続く、第一幕は、トゥナイト、マリア、アメリカなどではもうぐしゃぐしゃになるくらい落涙状態(T-T)
昔、バーンスタインの自作自演盤を何度も何度も聴いて、感動したことが走馬灯のように頭を過ぎったのもあり、ともかく感動しっぱなし。
こんなに集中して聴き込み身体が震えるような体験は久しぶり!!
瞬く間に60分以上あった第一幕は終了。
第二幕は、お馴染みのナンバーは、少なくなるものの、音楽はよりシリアスになり深みを増し、こちらもラストまで息を呑む…そんな感じでした(もちろん落涙状態です)。

歌手関しては、ティルソン=トーマス&サンフランシスコ響の自主制作盤のウエスト・サイド・ストーリーで素晴らしいトニーを歌っていたジャイアン・ジャクソンが降りてしまったのは、楽しみにしていただけに残念。
シルヴァーマンも悪くなかったけど…ジャクソンのトニーは生で聴きたかった…もちろんマリアは誰が歌っても良いですね〜( 」´0`)」o¶~~♪
マリアのブロックは、声の感じは可憐なマリアって感じではなかったけど…アイ・フィール・プリティ、ア・ボーイ・ライク・ザット、トゥナイトなどなど素晴らしい歌声を披露(*´○`)o¶~~♪
一番良かったのは、アニタ役のボトムス…ともかく凄かったです…アメリカ、トゥナイト(アンサンブルの方)、ア・ボーイ・ライク・ザットのド迫力は、ハンパなかったです!!
ヴィラロボスの透明感あるサムウェアも心に染み、また他の海外招聘組の歌手誰もがダイナミックな歌声で本当素晴らしかったし、日本チームも健闘していたと思います♪♪
ミュージカルでなく、シンフォニックな表現…でもミュージカル的な要素あり…ってかなり難しいんだろうけど、今日の演奏は、それを見事クリアーしていたと思います♪♪

生真面目なN響当初はこういった作品どうだろう??と心配してましたが、(´・д・`)アレマN響メンバー意外とノリノリの方も(笑)
特にクラシック音楽館の映像ではクール&ビューティな演奏ぶりのパーカッションの黒田さんがノリノリでリズムを取っていたのが印象的(彼女のボンゴも素晴らしかった)だったし、コントラバスの矢内陽子さんも楽しげなお顔でした(╹◡╹)
ドラムやピアノ、パーカッション隊のノリの良さはN響らしからぬ感じ(とは言ってもこちらはエキストラが多し)。
編成は、ミュージカル版を踏襲してるのか、変則で弦はヴィオラなし、18-8-4、管もオーボエ、ファゴットは1本、ホルン2、トランペット3、トロンボーン2、サックス、クラリネットは3、打楽器、ピアノ、ドラム、エレキギターなど。
肝心のパーヴォは、相変わらず生真面目な指揮。
本当にレニーリスペクトしてるのかしら??って感じ。
お尻フリフリ指揮をしろとは言わないけれど、こうした作品では、レニーみたいにオーバーアクションあっても良いような。
パーヴォとN響両方に言えるのは、こうした作品はもっとはっちゃけて欲しいって感じ。
まぁ知的アプローチがパーヴォの持ち味と言えばそれまでだけど…弟のクリスチャンなら弾けまくったんだろうなぁ(笑)
またN響も今日はブラスが冴えず(初日は良かったのだろうか??)…キレがないと言うかミスもあり、最後のオケのみでサムウェアが消えるように演奏される時に肝心のトランペットの音が揺れていたのは、「えーここで^^;」ってくらい興を削ぎ残念。
全体的に良かっただけに、ちょっとした疵がかなり気になったのは、かなり集中して聴いてたのもあるかも。

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最後に言えるのは、やはりバーンスタインの書いた音楽の素晴らしさが一番ってことかな。
これだけの美メロのオンパレード…正直誰が演奏しても感動しちゃうと思います♪♪
因みにレニーは、ウエスト・サイドの作曲家と言われることにかなり不満あったみたいです。交響曲などシリアスな作品でもっと評価されたかったんでしょうね…ただ本人の意志とは関わらずウエスト・サイド・ストーリーは名作だと改めて認識。

オーチャードの音響の悪さもPA通すとそれなりにまともだった様な気がしたけど…それでも最強音だと音が飽和していた…
 
N響がウエスト・サイド・ストーリーを演奏する機会なんて、滅多にないので、聴いた甲斐はあったと思います(大枚叩いたから余計そう思うことにしたのもあり^^;)♪♪

最後に、カーテンコールの際、パーヴォがクラリネット奏者を立たすのを忘れ、クラリネット奏者が泣く真似していのを隣のサックス奏者が慰めるパーフォーマンス、それを見たパーヴォさんが慌ててクラリネット奏者も良かったよの仕草、何か(っ´ω`c)ホッコリ…して良かったです(笑)

2018.3.6(TUE)
15:00
オーチャードホール

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しかし、海外から歌手招聘しているとは言え、チケット代高すぎ(安い席なんてほとんどなかった)、天下のNHKさんならこうした公演、出来れば定期に組み入れてもらえると、もっと良かったかな(お願い)。