交響曲第100番ト長調Hob.l:100「軍隊」
ロッシーニ
スターバト・マーテル*
Ⅰ.導入
Ⅱ.アリア(テノール)
Ⅲ.二重唱(ソプラノⅠ、Ⅱ)
Ⅳ.アリア(バス)
Ⅴ.合唱とレチタティーヴォ(バス)
Ⅵ.四重唱(ソプラノⅠ、Ⅱ、テノール、バス)
Ⅶ.カヴァティーナ(ソプラノⅡ)
Ⅷ.アリア(ソプラノⅠ)と合唱
Ⅸ.四重唱(ソプラノⅠ、Ⅱ、テノール、バス)
Ⅹ.終曲
指揮:ジェームズ・ジャッド
ソプラノⅠ:高橋絵理*
ソプラノⅡ:谷口睦美*
テノール:宮里直樹*
バス:ジョン・ハオ*
合唱:栗友会合唱団*
合唱指揮:栗山文昭
コンサートマスター:西山辰郎
寒いですね:;((•﹏•๑)));:
日本列島に近年来たことない寒波到来ですから、寒さも半端ないです!!
寒いと出かけるのも億劫になりますが、そこは風の子・元気な子ではないですが、防寒対策バッチリ決め錦糸町まで⊂('ω'⊂ )))Σ≡GO!!
駅を降りトリフォニーまでの短い距離ですら、寒さが身に染みるなんて、この寒波やっぱり尋常ではないですね⋆* ⁑⋆* (๑•﹏•)⋆* ⁑⋆*
さて、暖かいホールに到着。
寒さから解放され、ホッと一息つけます(笑)
今日のプログラムは、上記のとおり。
正直普段なら食指が動くプログラムではなく(宗教音楽は全般的に苦手)、何となくたまには普段聴かないものを聴いてみようかと思いチケットを購入。
ロッシーニのスターバト・マーテルは、かなり前にFM放送で1回聴いただけで、癒し系でなくやたらとあっけらかんとした宗教音楽って印象があり、然程感心しなかったような記憶があり、正直どうなんだろう??って聴く前は思ってました。
意欲的なプログラムを指揮するのは、実演お初のジャッドさん。
上岡さん以外の指揮で新日本フィル(以下NJP)を聴くのも久しぶり。
CDではNAXOSレベールで英国音楽を端正な演奏で聴かせてくれたジャッドさん。
どんなハイドンとロッシーニを聴かせてくれるのか楽しみ(╹◡╹)
因みにジャッドさんのイメージ、同じ英国出身で同じ名前のジェームズ・ロッホランさんと混合しているところはあるかも(笑)
前半、ハイドンの「軍隊」♪
名曲中の名曲のわりには、モーツァルトの40番やジュピターなどと比較すると実演で聴く機会はあまりないような気がします。
ハイドンの「軍隊」が実演で聴けるだけでも正直嬉しい気分(╹◡╹)
もちろん演奏が素晴らしいなら尚更。
ジャッドさんとNJPの「軍隊」は、同じ英国出身の故マリナーさんが指揮した演奏を彷彿させる気品を感じさせつつも、ハイドンらしい愉悦感とキビキビとした躍動感溢れる演奏♪
NJPもブリュッヘンさんに過去ハイドンの交響曲で薫陶を受けたDNAが今日のジャッドさんと共演にも脈々と息づいてました♪
Mr.フルートこと白尾さんはじめ、NJPの木管の美しさは、お見事!!聴き惚れちゃいました(但し、クラリネットの出番は、第二楽章のみで、他の楽章では些か持て余し気味でしたが…)♪
第二楽章での軍隊ぽいトランペットソロは、二伴奏者の杉本さん。こちらも朗々と鳴り響きお見事!!
第二楽章とフィナーレに登場する打楽器チームも本当楽しげ(╹◡╹)
なお、翌日27日では打楽器奏者が軍隊ぽい帽子を被って演奏するパフォーマンスもあり。
(;-ω-)ウーン
出来れば26日もやって欲しかったなぁ…
急遽決まったのかしら??
あまりにも素晴らしい演奏で、聴いていて心地よくついウトウトしちゃうくらい(あれもしかしたら暖房効果??w)、素晴らしい演奏でした♪
後半、ロッシーニのスターバト・マーテルは、先にも書いたとおり、宗教音楽にしてはやけに明るいなぁってイメージが。
しかし、今回改めて実演で聴いてみるとロッシーニらしい快活な箇所もありましたが(特に二曲目のテノールのアリア…多分FMで聴いた時もこの箇所のイメージ強かったから明るい宗教音楽だと思ったかも)、意外としっとり系♪
ヴェルレクより宗教音楽ぽいかも(笑)
この曲自体については、あまり知らないので、他の演奏と比べどうのこうのとは言えないのですが、演奏は、ソリスト、合唱共に素晴らしく、朗々と歌う宮里さん、深みのある声を聴かせてくれたハオさん、ドラマチックな歌声の高橋さん、谷口さんの両ソプラノ、栗友会合唱団の圧倒的素晴らしい歌声には魅了されました♪
そしてこの大曲を素晴らしい集中力で纏め上げたジャッドさん、それに応えるNJP。
全てが融合し、トリフォニーに荘厳な音色が響き渡り、いいもの聴いたぞ〜って感じ♪
特にフィナーレのフーガで書かれたアーメンコーラスには落涙(>︿<。)
大・大・大満足(╹◡╹)
素晴らしいコンサートでした(*’ω’ノノ゙☆パチパチ
廉価なルビーのコンサートでこうした拘りのある曲を持って来るのは、NJP事務局の英断!!
合唱、ソリストを考えるとチケット代ではペイできないと思いますが、それを敢えてルビーに持って来たNJP。
その意気込みに応援したくなりました(っ`・ω・´)っフレーッ!フレーッ!
惜しむらくは、そんな大英断な企画なのに、金曜日の昼間と言うことを割り引いても空席がかなり目立ち…特に2階席なんてガラガラ…もったいないなぁと感じました。
来月のルビーも鈴木雅明さんがハイドンのロンドン取り上げます(他にはブラームス悲劇的序曲、メンデルスゾーンの宗教改革)!!
こちらも気になりますね♪
(今のところ仕事が入るかもで予定入れられず…聴きたい〜(叫))
2018.1.26(FRI)
14:00
すみだトリフォニーホール