NHK交響楽団 第1870回 定期公演 Aプログラム | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

ヒンデミット

 

 

ウェーバーの主題による交響的変容

 

ヒンデミット
木管楽器とハープの管弦楽のための協奏曲*
ベートーヴェン
交響曲第3番変ホ長調op.55『英雄』
 

指揮:マレク・ヤノフスキ 

フルート:甲斐雅之*
オーボエ:茂木大輔*
クラリネット:松本健司*
ファゴット:宇賀神広宣*
ハープ:早川りさこ*

コンサートマスター:伊藤亮太郎

 

 

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まったく予定外だったN響定期。

トリフォニーでNJPを聴いて、食事をして帰る予定だったのを急遽変更し、渋谷へ飛び開演15分前に飛び込みセーフ。

聴いてみたかったのは前半のヒンデミットの2曲。

また過去N響との共演で好評を博しているヤノフスキの指揮も見たかった(聴いてみたかった)のもあり。

飛び込みだったのと、ヒンデミットを聴いたら帰るつもりだったので、気楽な自由席。

最近は、良い場所を取るのに早めに並び席取り合戦に参加するのが億劫なので、自由席は敬遠してたので、久しぶり。

(;-ω-)ウーン

ここは相変わらず過密だなぁ。

空いてるとこはないかと見渡すと一人分の席ならポツポツ空いてるので、適当にチョイス。

 

ウェーバーの主題による交響的変容は、格好よく演奏会映えする曲。

ヤノフスキとN響もノリノリ。

3階後方で聴いてもN響の木管楽器の煌びやか音色が飛んでくるし、金管もスカッとするくらい気持ち良く響く♪

打楽器奏者も7人と大がり。

しかもこちらも気持ち良いくらいパシッと決まり爽快!!

演奏映えする曲だけあって聴いてる方も気持ちが良い♪

先月のもっさりしたN響の響きは感じられず、好調時のN響の響き!!

飛び込みで聴いた甲斐ありました♪

 

2曲目の協奏曲。

舞台配置のため、1曲目からかなり間があり。

(トイレに行けそうw)

指揮台の後方(舞台側)に首席木管奏者が左右に二人ずつ分かれ、指揮者の前方にハープ奏者が配置されてました。

ヒンデミットらしくこちらも乾いた響きが特徴。

但し、ウェーバーと比べると晦渋。

第三楽章には、銀婚式を迎えたヒンデミットが妻へのサプライズを仕掛け、クラリネット(松本さん)が黙々とメンデルスゾーンの結婚行進曲を演奏し続けるのは、面白くヒンデミットらしい(笑)

N響首席奏者の華麗な響きが印象的でした♪

 

後半は、帰りの高速バスに間に合いそうもなければ帰る予定でしたが、前半がかなり良かったのと後半聴いても間に合いそうだし、しかも泣く子も黙る名曲中の名曲ベートーヴェンの英雄♪

これは聴かなきゃとそのまま居残ることに(笑)

ヤノフスキとN響の『英雄』は、16型の弦に木管楽器は4管編成と言うオールドスタイル♪

昨今主流のピリオドスタイルの、これでもかと言うくらいの強打のティンパニや鋭い響きの金管も皆無。

極めてオーソドックス♪

厚みのある弦を主体に重厚な響きを醸し出し、風格を感じさせる英雄♪

ドイツ音楽を伝統的に得意とするN響とこれもまたドイツ音楽を得意とするヤノフスキの組み合わせなので、相乗効果も生きていたように思えます♪

英雄でも4管に増幅された木管楽器がイキイキとNHKホールに響き渡り、また第三楽章でのホルン(福川さん首席)のトリオも見事でした。

第一楽章、第二楽章は、ちょい遅めに重厚感を出し、第三楽章~第四楽章は、早めのテンポで快速に仕上げ、この超大な交響曲を手堅く纏めていたのは、ヤノフスキ手腕ならでは!!

(第一楽章ではリピートあり)

ただ弦主体なので、NHKホールの3階席後方だと弦の響きに潤いを感じず、ピリオド系の乾いたベートーヴェンの方がNHKホール向きかも。

こうした演奏は、サントリーで聴いた方がより感銘度は高かったような気がします。

(ここでもまた心のアンテナの感度は低くかったので余計そう感じたと思います)

もくさん的には同じN響の英雄なら昨年鎌倉で聴いた下野さんの方がイキイキとしていたように感じました(その時の感想です)

 

しかし、自由席1,500円格安でこれだけクオリティが高く、しかもヒンデミットまで聴けたので、予定外のハシゴまでして聴いた甲斐あったと思います♪

 

2017.11.11(SAT)

18:00

NHKホール

 

 

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