新国立劇場バレエ団 シンデレラ パートⅡ | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

芸術監督:大原永子

音楽:セルゲイ・プロコフィエフ

振付:フレデリック・アシュトン

監修・演出:ウェンディ・エリス・サムス / マリン・ソワーズ

装置・衣裳:デヴィッド・ウォーカー

照明:沢田祐二

  • 指揮:マーティン・イェーツ
  • 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
  •  
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【キャスト】

シンデレラ:池田理沙子

王子:奥村康祐

姉娘:小口邦明

妹娘:宝満直也

仙女:本島美和

春の精:柴山紗帆

夏の精:木村優里

秋の精:奥田花純

冬の精:細田千晶

 

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絢子姫のシンデレラに続き二度目のシンデレラ。

今までどんなクラシックコンサートも同一公演ならわざわざ2回聴きにいくことはないのですが(お金も時間も別のコンサートに回したい)、新国立劇場バレエには本当魅了され、二度どころか三度でも…できることならすべて(お金と時間…あと新国立劇場に通える1時間範囲内に住んでいるなら)の公演を観たいと思えるくらいその深い深い入り口にどっぷりとハマり、初日の絢子姫と千秋楽の公演を観てしまいました(≧▽≦;)アチャー

 

 

千秋楽は、新国立劇場バレエ団に本シーズンより入団した池田理沙子さん(Kバレエカンパニー出身)がシンデレラ役を務める期待の公演でもあります。

彼女の踊りについては、最後に触れるとして、王子役の奥村康祐さん以外の他のキャストは、初日の絢子&福岡コンビと被り、初日の感想と概ね変わらないのでぜひそちらを参考にしてください。(http://ameblo.jp/mokunao/entry-12230016717.html

補足として、福田圭吾さんの道化は、初日に増してパワーアップしており、ダイナミックな踊りも然ることながら、そのノリの良さは最高でした‼

また、ナポレオン(高橋一輝さん)、ウェリントン(貝川鐡夫さん)のユーモアたっぷりでありながら堂に入った演技と踊りの絶妙さ、ここぞの場面で煌びやかな踊りを繰り広げた星の精やマズルカを躍ったダンサーなど新国バレエならではのクオリティーの高さと美しさに目と心は奪われぱっなしでした。

二回目ということもあり、じっくりと踊りに目を向けることもでき、本当満足。

 

初日の踊りを絶賛した仙女役の本島さん、四季の精の新国バレエ若草4姉妹の柴山さん、木村さん、奥田さん(6月のアラジンでのプリンセス役も素敵でした)、細田さんは、もう完璧すぎて言葉も出ません。

 

義理のお姉さん役の小口・宝満ペアーの抱腹絶倒ぶりは更なるパワーアップ‼

 

ともかくすべてのダンサーが夢の世界へ誘うことへ全力投球している姿を観ているだけで、こちらはもうウルウル(´;ω;`)ウッ…

 

何度でも観たくなるマジックはここにあるんだと思います‼

 

さて、本日主役のふたりですが、

王子役の奥村康祐さんは、初日の福岡さんに負けず劣らず爽やかな王子を演じてました(もちろん踊りもスピード感溢れ躍動的)。

さすがプリンシパルだけのことはあります。

また初主演の池田さんのサポートもさりげなく、彼女をうまく支えていたのも素晴らしく、正に王子たる王子でした(^^♪

 

シンデレラを演じた新国バレエ主演初登場の池田さん。

まず良かった点は、彼女の踊りが優しく柔らかい感じで、シンデレラの役柄とあっていたと思います。

かわいい可憐なシンデレラでその点は好感持てましたが…(池田理沙子さんファンの方はここからは読まないでください)

彼女には華が全くというほど感じられず、集団の場面になると存在感まるでなし。

これが絢子姫だと躍っていなくても彼女の存在感は凄く、主役オーラがドンと出ていて、全体がピッしと引き締まるのですが、池田さんはそれがなく、彼女だけが舞台でポツンとしてしまい、存在感がなくなってしまうのは主演ダンサーとしては致命的ではないかと思うのですが。

また彼女の踊りが他のダンサーと上手く馴染んでなく、彼女が演じているのは、異次元空間に紛れ込んでしまったシンデレラって感じで、どうにもしっくりしない感が終始付き纏い、期待した分、彼女への評価は、かなり手厳しいものとなってしまいました。

例えば、第2幕のシンデレラの登場と踊りのシーンで、四季の精の柴山・木村・奥田・細田4姉妹の踊りがピーンと張り詰め、凛々しいのに対し、池田さんの踊りは緩く(踊りが下手とういのでなく、上手く表現できないけど踊りがまん丸って言うのかふんわりした感じ)そこになんとも言えないズレを感じ、馴染んでない感が出ていたような気がします。

 

ただこれは新国立劇場バレエの新人の売り出し方に問題があり、いきなり新人を千秋楽の主演に抜擢するのは、本人のプレッシャーを考えると、なぜこんなキャスティングにしたのかそもそも疑問。

大人の事情だと思うのですが、本気で彼女を売り出すなら、いきなり主演でなく、主演以外の大きな役を経てからの方が彼女を育てるためにも本気で良いと思うのですが。

たかが数ヶ月で新国劇バレエの雰囲気に馴染める訳もなく、場数と月日があってのもの。

パッと出ていきなり主役は、どんな才能があってもかなりの無理強いではないのかな。

この後、コッペリア、眠りの森と主演公演が続くのもどうなんだろう(๑• •๑)?

 

池田さんのあの優しい雰囲気の踊りは、本当魅力的だと思うし、彼女は大切に育てれれば、今後本当に楽しみなので、こういった売り方で新人を潰しかねないのは、どうも納得いかずです(怒)


でもいつかこの評価が懐かしく思えるような素晴らしい踊りを池田理沙子さんには期待しているので、これからどんなプレッシャーにも負けず頑張って欲しいです( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧


ただ、これはあくまでも個人の感想。

ブラボーと喝采は、初日の絢子姫より大きかったので、多くの方は彼女の踊りに魅了されたんだと思います(個人的に合わなかっただけかも)。

 

イェーツ率いる東京フィルは、初日の演奏より俄然良くなっており、プロコフィエフの抒情感をどっぷりと引き出してました(連日の演奏で大変なのにお見事でした)♪

ただ、やはりシンデレラの音楽は、ロミジュリと比較するともう一歩感は拭えず‼

仙女や四季の精の踊りが魅力的な音楽ならもっと踊りが引き立つのに‼

真夜中のワルツだけが突出して良いんだけど。

しかし、初日より音楽にも慣れじっくり聴け、それなりに楽しめました(^^♪

 

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全体的には、初日よりもじっくりと踊りも音楽も楽しめ、池田姫も仙女に異空間に案内されたシンデレラ(くるみ割り人形的な)と思えば、それはそれでありなので、池田さん主演デビュー(いろいろ大変だったと思うし)のご祝儀として、高評価かな(甘いなぁ)。


終演後、奥村&池田ペアの握手会。

あまりの長蛇の列にスルーして帰ろうと思ったけど、奥村王子と握手出来るなんて、滅多にないと思い最後尾に。

係員さんから握手の際のお声かけは、ひとり一言でお願いしますと言われ、奥村王子には「素敵でした♡♡」、池田姫には「頑張ってください٩(ˊᗜˋ*)و(意味深かな)」とお声かけしました。

握手会も貴重な経験なり(*'▽'*)

 

 

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握手会 奥村王子゚+(艸゚Д°)シュテキッ★、池田姫はカワ(・∀・)イイ!!

 

 

 

2016.12.25(SUN)

14:00

新国立劇場オペラパレス

 

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