ヨハン・シュトラウスⅡ
喜歌劇「こうもり」(原語上演・日本語字幕)
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
指揮:伊藤翔
アイゼンシュタイン・演出:土師雅人
ロザリンデ:鈴木慶江
アデーレ:針生美智子
ファルケ:太田直樹
アルフレード:渡辺大
オルロフスキー:磯地美樹
フランク:加藤史之
イーダ:高山由美
合唱:東京シティ・フィル・コア
(合唱指揮:藤丸崇浩)
バレエ:東京シティ・バレエ団
協力:江東オペラ
舞台上演というより演奏会形式と小道具のみのシンプルな舞台による折衷上演。
オケは、ピットに入らず舞台下手奥に配置。
上手後方に合唱(演技なし)。前方にテーブル・椅子などの簡素な小道具のみ。
第2幕のガラパフォーマンスにシティバレエと練習生(お子様)によるバレエ…チャイコフスキーの「くるみ割り人形」からジゴーニュ小母さんと道化たち(お子様)、ヨハンの美しく青きドナウ(珍しいオケと合唱版)…あり。
指揮の伊藤さんはよくまとめていたし、オケも合唱も好演。
予算上簡素な舞台なので、第2幕の豪華絢爛なパーティの舞台装置がないのは、致し方ないとしても、上映時間の都合からかかなりのカット…第1幕は半分はカット(アルフレードがアイゼンシュタインと勘違いされ刑務所に連行されるくだり)…などは残念。
オペラ入門にはちょっと適さないかも。
でも新年らしいシュトラウスの優雅で美しいメロディをお安いチケット代(4,000円)で本格的にたっぷり聴くこと(しかもバレエのガラ付き)がでたのでコスパは高いと思います。
アンコールはシャンパンの歌で締めくくり、音楽に乗せ、出演者全員のご挨拶。
アデーレを歌った針生さんが会場内に素晴らしいソプラノが響き渡りお見事でした♪
開演前のロビーコンサートあり…残念ながら間に合わず。
2016.1.17(SUN)
ティアラこうとう
15:00
評価:☆☆