ロンド変ホ長調op.16
ピアノソナタ変ロ長調op.35「葬送行進曲付き」
4つのマズルカop.17
第10番変ロ長調
第11番ホ短調
第12番変イ長調
第13番イ短調
スケルツォ第1番ロ短調op.28
《休憩》
舟歌嬰ヘ長調op60
プレリュード嬰ハ短調op.45
バラード第1番ト短調op.23
ワルツ第4番ヘ長調op.34-3「華麗なる円舞曲」
英雄ポロネーズ(ポロネーズ第6番変イ長調op.53)
《アンコール》
ノクターン第20番嬰ハ短調(遺作)
エチュードop.25-5ホ短調
平日の午後、しかもシルバーウィークの翌日、地方のコンサートホール、都市部でもないのにクラシックのピアノリサイタル聴きに来る人そんな沢山いるなかなぁ…って余計な心配しつつ、富士市にあるロゼシアターに小林愛美さんのオールショパンプログラムを聴きに行ってきました♪
ロゼシアターは、音響が良いとは聞いていましたが、普段コンサート通いは東京方面で長距離移動ばかりなので、近場で良いコンサートがあるならと、こちらに越してから初めてロゼシアターを訪れました…近場と言っても電車とバスを乗り継ぎ1時間15分程度ですから近い訳ではないけど、東京方面行くよりはやっぱり楽すね♪
目指すは富士市ロゼシアター。
ここは大・中・小、3つのホールあり、今日のリサイタルは、小ホール。
席は300席ほどで、雰囲気は、調布市文化会館たづくりくすのきホールにを一回り小さくした感じ。
ピアノリサイタルは、演奏者の息遣いも感じる小さなホールで聴くのが一番です。
ただ、初めてのホールは、どの席で聴くかまったく予備知識がないから(ホールのHPの画像程度)、自分のお気に入りのリスニングポジションが分からず、結局、前方の席にしたらピアノが近すぎて、大丈夫かなぁって感じでちょっと不安。
やはり少し離れた位置で聴かないと直接音が強くホールの残響が感じれないので個人的にはあまり好きではないです。
さて小林愛美さん、スカイブルーのドレスで登場。今回オールショパンで演奏に挑んだのは、10月出場予定のショパンコンクールを意識したからだと思うけど、プログラム内容見てもその濃さに…特に前半…気合いが凄い!!
天才少女と言われ、その後カーティス音楽院に留学しますます腕に磨きを掛けただけあって技術力はかなり高度。
ただバリバリとまるでベートーヴェンかリストを弾くかのようにショパンを弾くのは、ショパンの持つ儚さや詩情が感じられず、全体的に力みすぎた感じになっていたように聴こえたのは、もしかしたら彼女から数メートル程度くらしか離れていない至近距離で聴いたのでそう感じた可能性はあるけど(彼女の息遣いや唸り声まで聴こえた!!)、休憩を挟んだ後半のでは若干余裕も出てきたのかショパンらしさを感じたので、一概に至近距離で聴いたからではないと思います♪
技術力では彼女の凄さは圧巻!!
これに上手く感情が乗るとショパンコンクールでも上位入賞の可能性はあるような気がします♪
天才少女としてデビューして多くの話題を振りまき、メジャーレーベルからCDまでもリリースした彼女も今は20歳。奇しくもこのコンサートの前日が彼女の誕生日!!20歳になって初めてのコンサートが本日のロゼシアターでのリサイタル♪彼女の中にも色んな想いがこのコンサートにあったのでないかと、それがちょっと肩に力が入っちゃったのかも知れません。
天才少女として周りが持ち上げ、今20歳を迎え、大人になってからの彼女のハードルは相当高いはず。
是非ともそのプレシャーに負けず、自分の目指す音楽へ向かい素晴しいピアニストなってもらいたいものです♪
そんなことも考えながら彼女のピアノに耳を傾けてました♪
終演後サイン会。
もちろんしっかりサインはもらって帰りました♪
コンクール頑張ってくださいね!!小林愛美さん♪
2015.9.24(THU) 14:00
富士市文化会館ロゼシアター
小ホール
☆追記
ショパンコンクール、ファイナルまで残ったのですが、残念ながら入賞にはなりませんでした。でも今回の経験が彼女をより一層素晴しいアーティストに成長させてのは確かだと思います。
今後の活躍がますます楽しみです♫(2015.10.27)