【お悩み相談】子供を不幸にしてしまいました | ちゃんとしなきゃ!頑張らなきゃはもう卒業!ありのままで輝く

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あなたは本当の自分を生きていますか?子育てや仕事、人間関係などうまくいかないことだらけ・・本来のあなたらしさを取り戻して、あなたらしさ一杯で過ごせるよう願いを込めて、心理カウンセラーの立場から、心理学のエッセンスや気づきを綴っていきます。

こんにちは!

 

今日もお読みくださり、ありがとうございます。

心理カウンセラーの馬場かよです。

 

 

今日は、『ココロノマルシェ』へ投稿されたご相談に回答させていただきます。

★ココロノマルシェとは、ベストセラー作家でもある

根本裕幸カウンセラーのお弟子たちが、回答を行う無料のお悩み掲示板です。

 

 

ご相談文はこちら

子供を不幸にしてしまいました

 

 

中2と小3(どちらも男児)の母です。
子供を健全に育てる自信がありません。過干渉と愛情の違い、子供のためか自己満足か、等、いろいろわからなくなっています。今後、どのように対応すれば良いのか教えてください。

専門家の方に過干渉母と言われたことがあります。毒母と言われたこともあります。
私は学生の頃から、将来やりたいことは母親業だと思っていたのに、あまりにも子育てで迷走することが多く困っています。
子供が友達とのトラブルを抱えた時に、周りの目を気にし過ぎながら子供に対応したこと、子供がのびのびと過ごすことより、周りのお母さんから後ろ指を刺されないように子供を怒ったこと、等等、当時の私は必死だったけど、結果、子供を自信の無い子にし、無気力にしてしまったように思い、反省しています。「お母さんは俺がどうしたら満足なん?」と言われると、自分の罪の深さに恐ろしくなります。もう子供達が小さな頃には戻れないので、私は子供たちの人生を潰してしまったのかな?と思い、辛くなります。離婚や別居、自殺等、子供に関わらない道を選ぶ強さもありません。

夫はあまり難しく考えるタイプではなく、直球で子供に接しており、普通に怒りもすれば趣味を共有してもいて、子供と過ごすことを私のように堅苦しく考えていません。私の性格を受け入れてくれているというか、むしろ諦めており、私がこの家の癌のようになっています。今、文章にしていて思い出したのですが、育った家庭でも私は癌でした。
今後、どのように子育てすれば良いのでしょうか?私が悪影響を与えたばかりに、子供たちが私のようになってしまうと思うと、居ても立っても居られません。

 

 

 

 

 Tさん、ご相談ありがとうございます。
 
 私も一児の母親なので、共感しながらご相談文を読ませていただきました。

 Tさん、今まで母親としてのご自身を随分とたくさん責めてこられたのではないでしょうか。
もともと将来の夢が母親業であったくらいに、家族想いの愛情深いTさんだからこそ、

お子さんに理想の母としてやってあげたかったことと、現実的にやってあげられることとの

ギャップに苦しんでこられたのではないかと思います。


その母親としてのご自身を責めた分だけ、お子さんへの愛情の量そのものだと思いますから
過去を含めて、ご自身をこれ以上責めないであげてほしいなと思います。

 いくつか項目に分けて、お伝えさせていただきますね。

 

 

  自分責めをしすぎなくて大丈夫



 子育ての専門家など、権威のある立場の方から、過干渉である、毒親である、と指摘を受けたのですね。
そのような立場の方から指摘を受けると、母親としての自分を否定する気持ちが沸き起こってしまいますよね。


ただ、よく言われることでありますが、子育てに正解はないのではないかと思います。
人の数だけ、考え方や愛し方があるのだとしたら、親子の数だけ、子育ての形や、愛の形がありますよね。
むしろ、子育ての正解を求めて、親自身が自分らしさや自信を失った状態で育児を行う方が、よっぽど

子どもにとっては悲しいことではないかと思うんです。


もちろん、行き過ぎた虐待や過干渉、過保護が正しいとか良いと言っているわけではないのですが
ただ、親自身がそうならざるをえなかった事情や背景もまたあるのだと思うんです。
我が子に対して、わざわざ悪意をもって虐待をしたり、毒親になろうとしてなる親が存在するでしょうか。
そうならざるをえなかった理由や背景があるんですね。

 


親だって人間です、完璧な存在ではないはずです。
人として生まれてはじめて、親という立場になったんですよね。
最初から、理想通りの満足のいく親像を全うすることなど、そもそもが難しいことなんです。
愛情深いお母さんであればあるほど、子どもに対して良いものを与えたくて、

自分自身を不甲斐なく感じることもあると思いますが、

お母さんであるTさん自身がまず、ありのままのご自身を優しく、温かく受け入れてあげてほしいんです。

専門家の方に過干渉・毒親と指摘された過去も、Tさんにとってもお子さんにとっても、何一つ間違えではないと思います。
必要な学びとして存在し、経験しているのであって、過去の経験があるからこそ今のTさんがあるのですから。


そして、Tさんにお伝えしたいこととして、
目の前のお子さんに対して、自分がすべて悪いと思いこまないこともポイントかなと思います。
確かに、子どもにとって親、とくに母親の影響力は大きいと思います。
ですが、子ども自身にも持って生まれた気質や性質があります。
だからこそ、同じ親の元に育った兄弟でも性格は全然異なっていたりするわけですよね。
つまり、自分の母親としての影響力について、必要以上に大きく捉えることも小さく捉えることもなく、

そのままの自然体のTさんで良いんですね。
親として、子どもに与えてあげることばかりがギフトではないと思います。
与えてあげれなかったこともまた、子どもへのギフトになります。

寧ろ与えてあげれなかったものこそが、お子さんの才能や魅力につながることだってあるくらいなのです。
ですから、過去の母親としてできなかったことを悔やまなくて大丈夫です。
お子さんにとっては、すべてがギフトになっています。

 

 


愛の形、表現の仕方だって人それぞれです。
Tさんなりに、お子さんへ注ぎ続けてきた愛の形が心配や過干渉といった形であっただけで、

それが必ずしも間違えであるとか、悪いということではないんです。
現時点で、今までのやり方で行き詰まったと感じたのであれば、その時点で、新しい選択を取っていけば、

学びへと変えていけます。
過去の出来事を後悔したり、責める気持ちが沸き起こることは、自然なことです。

ただ、ずっとその自分責めの沼にはまると、人は抜け出しにくくなるんです。居心地がよくなってしまうんですね。
なぜなら、自分を責めている間は、そこにエネルギーが使われてしまい、主体的に新しい行動を選択することにエネルギーが割けなくなるからです。



私自身、子育てを始めてから長らく自分責めに苦しんできた経験があるのですが、その時に出会った捉え方に
救われたので、Tさんにもお伝えいたしますね。

 



 「子どもは親を選んで生まれてくる」ということです。


親子というのは不思議なご縁で結ばれているんですね。
お子さんはTさんだからこそ、Tさんのお子さんとして、誕生をしているんです。
そのままのTさんから学ぶことや得られる大きな宝物があるからこそ、Tさんを選んで生まれてきてくれているんです。

なので、Tさんはお子さんにとってそのままで十分なお母さんということなんです。

後悔する過去でさえも本当は否定する必要はなく、今もこれからも、そのままの、ありのままのTさんで安心して、

お子さんに接してあげて大丈夫ということです。


そして、Tさんの過去も今もそして未来も、すべて起きていることは最善なんです。
ベストなタイミングで、あらゆることが起きています。
今回Tさんがご自身を責めていらっしゃる過去も、必要な経験だから起きていることばかりなんです。
そう思うと自分を責めたくなる気持ちが薄らぎませんか?



今回の問題についても育児に関する問題のように思われますが、
これはきっかけにすぎず、本当はお子さんからTさんに対して、

本来のTさんに還ってより自分らしく幸せに生きれるように起こしてくれているプレゼントだと思うんです。
なので、育児において何より大切なことは、お子さんに何を与えられるか、とうことに一生懸命になる以前に、

お母さん自身が自分自身をそのまま受け入れていて、ご自身の人生をいかに楽しめているか、ということ
なんですね


自分以上に大切に思えてしまう我が子が目の前にいる育児中では、多くのお母さんは自分を犠牲にしてまで、

子どもを優先しようとしますから、なかなか難しいことであることはとてもよくわかります。
でも、だからこそ、このことを軸にもってくると育児がしんどくて、苦しいものから、純粋に楽しめるようになり、

徐々に幸せを感じられるようになります。

 

 

 

  過保護になるお母さんの心理的背景と、罪悪感について


心理学的にみても、親は育児をしながら、子供に自分自身を映し出しますから、

親自身が自分に接するように、子ども自身にも接するようになります。
文章中にも、「子どもを健全に育てる自信がない」や「子どもを自信のない子に、無気力な子にした」とあり、育児に対する恐れや不安が読み取れますが、この視点はTさん自身がご自身をそのような目で見ているからこそ、お子さんにもそのように見えているんですね。


事実お子さんが、健全であるか(そもそも健全が何を指すのかも人によって異なりますが)、

自信があるかに関係なく、Tさんがご自身を否定的に捉えれば捉える程、その自分が育てた我が子が何か足りないような、劣っているような気がしてしまうので、ありのままのお子さんを受け止めることが難しくなるんです。
そして、自分を否定すればするほど、子どもが自分のようになるのかどうか不安で、過度に、守ろうとしたり、正そうとします。
これが過干渉に陥る要因の一つでもあります。

 

 

つまりご質問にもある、愛情と過干渉の違いについては、過干渉になる動機が愛をベースにしているというよりも、自己否定からくる不安や恐れという動機によりその行動起きている、と説明することができるんですね。
親自身が自己否定をせずにいれると、不安や恐れが邪魔をしないので、愛の視点からお子さんの成長を見守ることができます。

お子さんを信頼しているので、過度に守る必要も、正す必要もなく、お子さんを信頼して見守っていくことができるようになります。
そして、皮肉なことに、愛情が大きいお母さんであればある程、自己否定をお母さん自身がしている場合、過干渉の程度は大きものになりがちです。
つまり子供に対する罪悪感も大きくなるんですね。

 


 この罪悪感ですが、Tさんは、ご自身を育った家族の中でも現家族の中でも、「癌」であったと表現されていますよね。
 これは、Tさんご自身が強い罪悪感をもっていることが読み取れるんです。
 人は対象に対して愛が大きければ大きい程、それに比例して、罪悪感も大きくなります。
 ですから、程度の差はあれ親は子に罪悪感を抱きやすいのは事実です。
 ですが、Tさんが育ったた家庭でもこの想いをいただいていたというところから、一旦ご自身の両親・ご兄弟との関係も振り返ってみた方がよさそうだと感じます。

実際、カウンセリングでお話を伺ってみたいポイントでもあります。
 この罪悪感という感情を強く持ちすぎると、人は幸せになる選択が取れなくなり、自分自身を罰するようになるんです。
 そして、罪悪感は親子連鎖の問題も生じやすいと言えます。
 ですから、なぜ自分はこの罪悪感という感情を抱くようになったのか、そのルーツ、根っこのところを紐解いていくことで誤った思い込みや前提を手放していく必要がありますね。
 ただ、罪悪感があることを認識するだけで良いので、責める材料には使わなくて大丈夫です。



 罪悪感の裏には、とても大きな愛があるので、ご家族や大切な方達に対して、それだけ大きな愛情があったのだな、とご自身の愛の大きさを才能として受け取っていただけたらとおもいます。
 なぜなら、大切な方たちに対して、大きな愛があるからこそ、癌である自分を遠ざけようとする心理が読み取れるからです。
 自分のような穢れた存在と一緒にいてしまったら、大切な人達を傷つける、不幸にする、そう心の奥底で思うからこそ、本来なら心から繋がって傍にいたい大切な人達から距離を取ろうとしたり、離れようとしたのだと捉えられるのです。
 それは、そうまでしてでも、大切な人達を守りたい、という一心から起きる気持ちですよね。

 

 


 Tさんが癌であるといった穢れた存在であることは、真実ではないのですが、
 ただ、お子さんから離れようとしたり、ご家族に対して、ご自身を癌だと思い込むことで、距離を置いたりする元の動機はTさんの大きな愛そのものではないでしょうか。
 ですから、Tさんは、ご自身の罪悪感からはご自身の大きな愛という才能や魅力だけを受け取り、
 その先は罪悪感を少しずつ手放して、大切な人と本当の意味で繋がれるようになることを目指していけたらと思います。
 このプロセスはおひとりで取り組むのはなかなか難しいかもしれません。
 どうしても心の癖で、過去にひっぱられてしまうからです。
 ですので、罪悪感の根っこのところを紐解くところから、手放して、本当に欲しいものを選択できるようになるまではカウンセラーなど信頼ある人と伴走してもらいながら取り組んでいくとスムーズだと思います。

 

 

 

  お子さんからのメッセージが気づかせてくれること


 もう一つ、ご相談文の中で、とても大切なポイントがあります。
 息子さんが、「「お母さんは俺がどうしたら満足なん?」と伝えてくれましたね。
 この言葉からTさんは、息子さんに責められていると感じたのかもしれません。
 「罪の大きさに、恐ろしくなります」と書いてくださっているところから、そのように感じました。
ですが、この言葉をいちカウンセラーの立場からみると、お子さんからのSOS,心の叫びのように捉えられました。

 つまり、息子さんは、「お母さん、自分を大事にしてよ、自分の人生を楽しんでよ」

と一生懸命に伝えてくれているように聞こえるんです。
 お母さんに笑顔になってほしいんです。母親として悩む姿、苦しんだり辛そうにする姿をこれ以上見たくない、

という息子さんの気持ちがこの愛ある言葉から汲み取れます。


 「ありのままの自分を受け入れて(自己受容)、自分を愛する(自愛)」

これがいまのTさんにとっての大きなテーマだということを教えてくれているんですね。


 Tさん、ぜひお子さんの想いを受けとりませんか?
 最愛のお子さんが、心からのSOSを送ってくれています。

 

Tさんが、自分を否定すればするほど、最愛の人達を傷つけてしまうんです。

なぜなら、周囲の大切な人達が、どんなにTさんに愛を伝えても、どんなに尽くしても、受け取ってもらえないので、

まるで、愛の水がでる水道の蛇口が流れっぱなしの状態で、虚しくなってしまい、疲れ果ててしまうからです。
ですから、Tさんご自身のためだけでなく、お子さんのためにも、このメッセージに秘められている想い(愛そのもの)

を受け取ってみませんか。
それは、Tさん自身がご自身を愛することと同じことですね。
どんな自分でも、どんなに傷だらけの欠点だらけに思える自分でも、傷や欠点こそ、本来のその人の魅力やなのですから、

その人らしさなのですから、まるごと自分を受け入れてあげてほしいなと思います。


 Tさんが、お持ちのご自身に対する思い込みは真実ではないんです。
 過去の経験や幼少期のころのちょっとした経験で潜在的に埋め込まれた誤った観念で出来上がった思い込みにすぎないんです。
 それは、今までTさんを守ってくれていた観念や思い込みかもしれません。これ以上傷つかないように・・・
 でも、Tさんは今のその観念や思い込みで行き詰まっているからこそ、ご相談をされていますよね。
 Tさんは、ご自身をダメな母親だと、ひどい母親だと思っていらっしゃるかもしれません。
 でも、本当にそんなひどい母親だとしたら、こんな風に、今までの子育てについて振り返りながら心を痛めたり、どうしていけばよいか悩み、相談されるでしょうか?
 Tさんはとても愛情深いお母さんです。
 全体の文面から、お子さんへの深い愛情がひしひしと伝わってきます。
 そんなTさんの愛情を誰よりも認めてあげれていないのは誰だと思いますか?
 Tさんご自身ではないかでしょうか。

 


 お子さんたちには、今までTさんが注いできた愛情や想いはちゃんと伝わっているんです。
 でも、Tさんご自身がお子さんをはじめとした周囲の方々から注がれる愛を受け止めることができないと、
 お子さんは、悲しい、やるせない気持ちになるかもしれません。
 どんなに頑張っても笑顔になってくれなくて、幸せそうに見えないお母さんを背負うのは、子どもとしてはとても辛いことだと思います。なぜだと思いますか?
 子どもにとってこの世で一番大好きな人がお母さんだからです。
 いくつになっても子どもという存在は、自分をこの世に誕生させてくれた母という存在に特別な想いをもっています。

それはTさん自身も同じだと思います。

 愛情深いTさんだからこそ、敢えて、私からはこの言葉を送りたいと思います。
 「最愛のお子さんたちのために、幸せでいてください。自分をまず愛してください」と。

そして、ぜひ、お子さんたちを安心させてあげてくださいね。


 お子さんに対する愛情の大きいTさん、きっとそのことで過干渉になりすぎたこともあったかもしれませんが、

愛情の大きいTさんだからこそまた、愛する誰かのために頑張れる人でもあると思うのです。


 ですから、過去の自分の行いを責める方にエネルギーやご自身の才能を使っていくのではなく、ぜひお子さんのためにも、Tさんが自分らしく、自分を愛し、自分の人生を楽しむ方向に使ってみませんか。

 



そのためには、子どもに何かをしてあげることを考える今までの愛し方から
 信頼して見守ることを意識してみることをおすすめします。
つまり、「我が子は大丈夫、彼ら達自身の力で幸せになれる」ことを信頼して、
Tさん自身が自分の力で満たし、ご自身の人生を楽しむことに意識を向けてみることをおすすめします。
例えば、

Tさんが幼い頃に、好きだったことや夢中になったことに、どんなものがありますか?
または、お子さんが生まれる前に、好きでやっていたことなどがあれば、再開してみるんです。
それを行う時間だけは、ご家族の用事や事情は脇に置いて、優先的に確保していきます。
ノートにご自身の気持ちを思う存分、吐き出してみるのも気持ちの整理に繋がりますし、客観的にご自身を見つめる機会になりますので、ご自身に合ったやり方で少しずつ、自分を喜ばせる行動を行ってみてくださいね。
そのように、一つ一つずつ、自分のためだけに使う時間を確保して、自分が笑顔になる時間を増やしていく・・
その積み重ねが、自分を愛すること、自分の人生を楽しむことに繋がっていくとおもいます。
大きなことに取り組まなくても、日常の小さな選択一つ一つから、いくらでも自愛の生き方を歩んでいくことができるので、
最初は難しく感じるかもしれませんが、料理や運転と同様に、慣れや練習だと思って、楽な気持ちでやってみてくださいね。


そして、Tさんにとって、子育てのゴールについてもぜひ、考えてみると良いと思います。
それは、期待とは異なり、お子さんに願う姿というものが、Tさんの本来ありたい在り方を潜在的に表していると
 捉えられるからです。
 ご相談文の中に、
 「子供が友達とのトラブルを抱えた時に、周りの目を気にし過ぎながら子供に対応したこと、子供がのびのびと過ごすことより、周りのお母さんから後ろ指を刺されないように子供を怒ったこと、等等、当時の私は必死だったけど、結果、子供を自信の無い子にし、無気力にしてしまったように思い、反省しています。」
 と書いてくださっています。
 本当は、お子さんを必要以上に周囲の目を気にして、抑え込むのではなくて、のびのびその子らしくいさせてあげたかったのですよね?
 活力いっぱいに自信をもって、自分らしく人生を歩んでいってほしいと思っているのではないですか?
 それは、Tさんご自身が本当は在りたい生きたい姿のように思うんです。
お子さんに対して望む生き方を、まずTさんがご自身にさせてあげてください。
その後ろ姿をみて、お子さんもまた安心して自分の道を進んでいくことができますから。

 

 

  育児問題を通して、本当に叶えたかったこと

 


Tさん、きっと今まで不安な気持ちでいっぱいだったのではないでしょうか。
だからこそ、最愛のお子さんを守ろうと必死だったのではないかと。

人は愛と怖れを同時に経験することはできないんですね。
ただ、問題や悩みが起きているときは怖れに傾いて、大事なものを見失っている時だと思うのです。

「私が愛されているとしたら、目の前の問題は、何を教えてくれているのだろうか」
「どんな怖れを回避したくて、私は、そのような行動をとっているのだろうか」と考えてみると
 愛をみつけやすくなるかもしれません。

そしてご自身を愛する過程では、ぜひ、旦那様にも助けを求めていけたらいいですね。

せっかく傍にいてくださっている心強い存在に、頼ってみてください。
いまTさんご自身が子育てについて、どんな風に悩んでいて、苦しんでいるのか、

そして限界を感じているから一緒に乗り越えてほしいと伝えてみてください。

自分は愛されていることを信じて、心内を打ち明けてみるんです。
 

子育ては、本来お母さんだけがするものではありませんよね。
ぜひ、お母さん一人で悩み抱え込むのではなく、お父さんも交えた形でどうしていったらいいか一緒に取り組んでいく、

そのプロセスにこそ、多くの喜びや気づきがあり、自分や大切な人との愛の循環を感じることができると思います。
そして、Tさんがいま悩んでおられる問題の意義もまたここにあると感じました。

 

 

 

  最後に・・自分の生い立ちを振り返ってみる


 最後にお伝えしたいこととして、
 今後、ご自身を受け入れる過程で、過去のご両親との関係などの生い立ちなど、改めて
 振り返る機会をとってみられることをおすすめいたします。
 自分のことを客観的に振り返れば振り返る程、自分への理解が進み、自分を受け入れやすくなるからです。
 このプロセスをおひとりで取り組むのが難しければ、信頼できる方や、カウンセラーにも相談してみてくださいね。
 「自分のためだけに、思いっきり時間を使う」こんな当たり前のようなささやかな時間も、育児に家事に、一生懸命だったTさんには取ってこられなかったかもしれません。

ぜひ、これからは一つ一つの選択から、まずはご自身をを優先に、
自分を満たすことができる選択から、取ってみてくださいね。
それが結果、最愛のお子さんやパートナーへの幸せにも繋がっていきますから。

Tさんが今後母としてはもちろん、一人の女性として、自分らしく、

ありのままに人生を楽しんで歩まれることを心から祈っています。
長文となりましたが、何か一つでも、今後のTさんの歩みに、お役に立てましたら光栄です。

 

 

 

    

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