緊急事態宣言が明けた翌日の駅には明らかに人出が増え(people are returning to; people have started to gather; crowds have returned)
みな水を得た魚のように(in one's element)思えた
コロナ禍では、収入と活躍の場(stage)を奪われた多くの人たちが、活躍できる場を懸命に求めた
趣味に自己実現(self-realization; self-actualized)の場を求めたり、副業(side business; second job)やボランティア活動(volunteer work; volunteering; community service; pro bono work)を始めたり、勉強をしたり、研究に没頭したり、オンライン演奏会を行ったり…
コロナ禍でひとびとが求めたのは収入だけではなかった
人はパンのみにて生きるにあらず(Man shall not live by bread alone.; Man does not live by bread alone.)という
「生きる糧」というが、糧には「食べる糧」と「心の糧」があり
生きる支え、力づけるものという意味ではどちらも同じだ
心の糧を言い換えると、やり甲斐 や 生き甲斐 または 存在意義となるだろう
やり甲斐、生き甲斐の「甲斐」(fulfilling; rewarding; worthwhile)の語源は「代い」だという
これは「代わり」の古い言い方で、精力(energy)をつぎ込んだ代わりに得られるものを指す
「甲斐性がある」の甲斐も同じ
甲斐性があるとは、頼りになる(dependable)、〜し甲斐があるという意味
妻の立場からすると、給料が少ないと尽くし甲斐がないから、甲斐性なしということになる
甲斐性は英語でなんて言うんだろうと思って調べたら
a man of means (裕福な男性、甲斐性のある男性)
a good provider (稼ぎ・働きがある人、家族に不自由をさせない人)
とあった
○○-chan's husband is a good provider.
何と言われようと、家族に不自由はさせていないはずである