1月4日、ロンドンの自宅で、ミック・カーンがついに天に召されてしまいました。
彼が癌、それも末期の状態とは聞いていたので、いつかは来ることと覚悟はしていましたが、
それでも最後まで奇跡を信じたい気持ちがありました。
自分にとってのジャパンの存在の大きさ。
デヴィッドの書く詩の深さと、彼の声質から生み出される他に変わるもののない歌声。
もちろん、それだけではなく、スティーブの叩くスネアの乾いた響き。
独特の浮遊感を持ったリチャードのキーボードの音色。
何より、ミックのうねるようなあのフレットレス・ベースがなければ、
ジャパンのサウンドは成り立たなかったはず。
もう、4人が揃うことはありません。
なんだか、自分の心の4分の1を持って行かれてしまったようなそんな気持ちです。
天国でも「あの音」をミックが鳴らし続けていてくれますように。