しばらく音楽ネタをさぼっていましたが、そろそろ再開しますね。
デペッシュ・モードが1990年に発表した『ヴァイオレーター』
ですけど、やっぱり彼らのアルバムの中ではこれが一番好きです。
イントロのシンセの音の、いかにもって始まり方。
サウンドのベースとなる部分は全編無機質で淡々とした感じで、
そこにカラフルな音色とデヴィッド・ガーンの官能的な低音ボーカルがからみつく、
「これがデペです!」って分かりやすい曲。
これを1曲目に持ってきているから、このアルバム大好きなんです。
今さらこの曲について書き足すことはありません。
先行シングルとなったこの曲を初めて聴いたときは、
このバンドがブルージーな曲をやっていることにただ意外さだけを覚えましたが、
アルバム全体を通して聴くと、この曲の異質さが良い意味でのアクセントになっています。
4.Halo
これまでの全楽曲の中でも、デヴィッド・ガーンのボーカルの魅力が一番出ている曲!
だと思います。個人的に。
基本、ミディアム・テンポでマイナー・キーのときに生きるタイプの声質だと思いますが、
なかでもこの曲は、Aメロからサビの展開、そしてその間をつなぐシンセの音色、
すべてが言うことないぐらいバランスが取れていると思います。
今さら書き足すことがない曲、その2。
彼らの最大のヒット曲。
しかし、このアルバムの素晴らしいのはこの曲に劣らないレベルの楽曲が揃っていること。
これも彼ららしい曲。
憂いを帯びたメロディーにこの声質、
サビの“…Policy of Truth”の後にかぶせられるこのシンセのフレーズは反則すぎ!
このころの彼らが一番良かったです。