今日特集するピーター・ガブリエルはもともとジェネシスのボーカルだった人です。
(彼が在籍していたころのジェネシスはプログレバンドでしたが、彼の脱退後、
フィル・コリンズがボーカルをとるようになってから、ポップでメジャーなバンドになります。)
いきなり「エグい」アルバムジャケットを紹介してしまいましたが、
この1980年のアルバム『Ⅲ』がなかなかの名盤。
音楽性もしっかりしたものですが、詩の内容にも社会的なメッセージが込められています。
特にそれが顕著なのが、
♪Biko
南アフリカの活動家、スティーブ・ビコに捧げられたナンバーです。
ジェネシス時代から変な格好(むしろ扮装)でライブに上がることで有名だったんですが、
その片鱗が窺えるのが、
そして、1982年のアルバム『Ⅳ』収録の、
前者はバックで踊っている白塗りの人達、
後者は彼自身のメイクのインパクトがとにかく強烈です。
『Ⅳ』についてはフェアライト(当時1000万円以上したサンプリング機能付きのシンセサイザー)
を駆使した音作りも印象的。
こちらはライブからの映像ですが、とにかく気持ちの良い音です。