リマールが脱退した後のカジャグーグーは、
ボーカルをベースのニック・ベッグスが担当することで再出発します。
クセのある甲高い声質で好き嫌いは分かれるボーカルスタイルかと。
(私の周りは嫌いな人の方が多いです)
音楽性はこの頃の方が安定していると思うんですけどね。
この曲とかは独特の甲高さが抑えられていてすごく聴きやすいです。
で、この曲からニックはチャップマン・スティックを使い始めるんですが、
右手と左手をバラバラに使うこの難しい楽器を演奏しながら、
リードボーカルをとっているんだから、技術は相当なものです。
で、逆にAメロから声の甲高さ全開ですごく耳に残る
スティックを使った複雑なベースラインも聴きどころですが、
PVもかなり前衛的。
パノラマ模様のおしゃれなバックで、メンバーが歌ったり踊ったりのところはきれいですが、
ヘビとかイグアナとか出てきたり、男の人の顔がニワトリや豚になったり意味不明。
最後にニック・ベッグスの演奏が凄いんだぞ!
と、これを紹介したくって始めた今回の2話連続の特集だったんですが、
彼の使っているチャップマン・スティックという楽器。
ボディーのないでっかいネックだけみたいなデザインで、
ベースからギターまでの音階をカバーできるっていう代物ですが、
(キング・クリムゾンのトニー・レヴィンとかが代表的な使い手)
左手でベースライン、右手でメロディーって感じに弾くこともできるので、
ピアノのソロ演奏みたいなこともできます。
♪Tava
最近の映像なので見た目がベテランバンドマン風になっていますがw
こういう演奏ができる人なんだ!
ってことを今回の特集では紹介したかったんです。