トーキング・ヘッズについてですが、バンドの詳しい紹介は次回書く予定で、
今日は自分が彼らを初めて知った、1984年の映画『ストップ・メイキング・センス 』を紹介します。
アルバム『スピーキング・イン・タンズ』発表後のツアーを撮影したドキュメンタリーで、
監督は後に『羊達の沈黙』で一躍有名になるジョナサン・デミです。
ボーカルのデヴィッド・バーンが一人だけで登場し、この曲の弾き語りでコンサートの幕が開き、
1曲ごとにメンバーが1人ステージ上に増える趣向で、4曲目で4人全員が集合。
なんですが、このオープニング!
一人で舞台に出てくるデヴィッド・バーンの足許のアップから始まる演出が心憎い。
途中の彼のおどけたパフォーマンスが、いかにもって感じです。
さらに、5曲目のこの曲、
からは黒人中心のサポート・ミュージシャン達も加わっていき、演奏もだんだんと熱を帯びていきます。
ラストを飾る、
アル・グリーンのカバーのこのナンバーでのパフォーマンスの熱いこと。
コンサートを映画にしただけなのですが、映画としても見ごたえ充分な作品でした。