このレーベルで最も売れたバンド、そして一番の問題児といえば、
フランキー・ゴーズ・トゥー・ハリウッド。
デビュー曲から全英1位でしたが、いきなり曲もPVもBBCで放送禁止。
ゲイがテーマな曲ですが、もう細かなコメントは割愛させていただきます。
いや、それは確かに放送禁止になるでしょう...
2曲目、
も全英1位、そしてまたも放送禁止。
こちらは米ソ冷戦(83年当時ですからね)がテーマ。
PVはニクソンの演説から始まって、
レーガンとチェルネンコ(ゴルバチョフのひとつ前のソ連の最高指導者)のそっくりさんが、
まさに、アルティメットな格闘技を繰り広げる展開。
最後は周りでどっちが勝つか賭けをしていた各国の人々まで殴り合いを始めて、
地球が木っ端微塵に吹っ飛ぶところで終わるという強烈な内容。
そりゃー、これも放送禁止になりますよ。
そして、このレーベル所属のバンドで一番好きだったのが、
ドイツ出身のプロパガンダ。
この曲はデヴィッド・シルヴィアンが作詞を担当したんですが、
残念ながら手元に歌詞カードなく、細かく解説はできません。
ボーカルのクラウディア以外のメンバー3人が操り人形状態のPVはシュールで面白いです。
この曲もオーケストラ・ヒットの使い方がかなり強烈。
で、最高傑作ともいえる映像がこのPV。
今回2回にわたる特集は、実はこの作品を紹介したいがためだったのですが。
無声映画の頃のホラー映画を思わせるモノクロの映像の美しさ。
音ともぴったりはまっていて本当に文句なしです。
今までこのブログで紹介したPVの中でも、お気に入り度はかなり上位に来る作品です。