デヴィッド・シルヴィアン(6) | もくまおうの「スロットを愛するブログ」

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2000年発表のベスト盤、『エブリシング&ナッシング




しかし、「レッド・ギター」等のシングルは収録されず、未発表曲が多く含まれているところが、

ファンとしてはむしろ嬉しかったりします。

2枚組アルバムの1枚目の1曲目。

The Scent Of Magnolia (PVではありません)

シークレッツ・オブ・ザ・ビーハイブ』のころに作られ結局アルバムには入れられなかった曲。

彼の曲の中で最もアップテンポで高揚感を感じさせるナンバーで、

この曲だけでもこのアルバムを買った価値があると思えます。

ただ、これを入れていたら『シークレッツ・・・』のあのゆったりした感じが崩れたでしょうし、

外されたのもある意味仕方ないかも。


Ride (ライブの映像です)

これも『シークレッツ・・・』のころに作られた曲。

それまで未発表だったことがもったいないほどの深く美しいメロディを持つナンバーです。

こういうナンバーでこそ彼の渋い歌声も生きると思います。

駆けろ、思索を駆ってゆけ 力つきるまで/うち捨てられしものの教会で/天使たちがさけぶ

駆けろ、夕闇がおりるまで/荒れはてた魂が/満天をうつしだすまで 駆けろ


Some Kind Of Fool (PVではありません)

こちらはジャパンの『孤独な影』の頃の曲。こういう形で日の目を見るなんて。

そして、「ナイト・ポーター」に勝るとも劣らない本当に美しいバラードナンバーです。


このアルバムにはなんと、ジャパン時代の曲である「ゴウスツ」も収録されているし、

教授との共作が2曲、シルヴィアン&フリップからも2曲、

さらにミック・カーンのアルバムに参加した時の「ブイ」まで収録されているので、

すごくお得です。