1987年の『シークレッツ・オブ・ザ・ビーハイヴ』以降、
デヴィッドはソロ名義での新作のリリースをしばらくストップします。
それは、間にロバート・フリップとのユニットや、
実質的なジャパンの再結成であるレイントゥリー・クロウでの活動を挟んだからでもありますが、
実はその間に「結婚」「二人の娘を持つ父親となる」という、大きな変化が彼に訪れていました。
相手の女性はイングリッド・シャベイズというアメリカのシンガーで、教授との合作、
での共演がきっかけでした。「あのデヴィッドがアメリカ人の女性と!」と言うのは、
正直意外でした。教授無視して「二人だけの世界」になってますが...
1999年、ソロとしては12年ぶりの新作『デッド・ビーズ・オン・ア・ケイク』
がリリースされますが、これまでで一番聴いてて癒される音に仕上がっています。
家庭が出来て落ち着いたからでしょうか。
二人の幸せそうな姿を撮った映像がこちらにありまして、
このアルバムからのナンバーも背景に流れていますが、
それ以上にお子さんの可愛らしさがすごく印象に残ります。
このアルバムの曲はどれも本当に聴いてて心地よいのですが、
♪Darkest Dreaming (PVではありません)
この曲とかふわっとした優しい音に包み込むようなデヴィッドの歌声がかぶさる感じが絶品です。
一番好きなのは、彼にしては珍しくドラマティックな展開のメロディを持つこの曲。
ライブからの映像ですが、落ち着いた感じの良い演奏です。