ナイン・ホーセス | もくまおうの「スロットを愛するブログ」

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ブレミッシュ』と『マナフォン』との間に、

デヴィッドは実弟のスティーブ・ジャンセンらと新バンドナイン・ホーセスを結成。

2006年アルバム『スノー・ボーン・ソロウ

もくまおうの「80’sを愛するブログ」
をリリースしています。


オープニングナンバー、

Wonderful World

そこはワンダフル・ワールド/建物が崩れて

あなたは足が宙に浮くまで/歩みを速める

かつては内省的な内容の詩が多かったデヴィッドですが、

9・11以降は社会的内容も取り上げられるようになりました。

ただ、このライブではスウェーデン人ボーカリスト、スティーナ・ノルデンスタムが歌う、

あれは彼の声、声に出して喋っている/時々、歩きながら口笛を吹く

彼にはせいぜいそれぐらいしいかできないから/私は彼のために涙を流す、今ここで

という部分をデヴィッド自身が歌っています。

内容的にここは女性の声で歌って欲しかった気が。


Snow Borne Sorrow

こちらはアルバムのタイトル曲。

最初に紹介した曲がアコースティックの音を生かした穏やかな曲だったのと対照的に、

こちらはアコースティックな音と電子音を上手く組み合わせた前衛的なナンバー。

昔はブランコのあった遊び場も/その後邪悪な空気に包まれ

すべて冬のなかに色を失った

でも今はそれが我々らしさ/この雪から生まれた悲しみ

ぎくしゃくして粉々になったこの愛

詩は『ブレミッシュ』のときの重さをさらに深く掘り下げた感じです。


ただ、音楽的には、この曲

Atom And Cell (PV?)

もそうですがそれは、ブレミッシュ』のときの重苦しさも全然なく、

聴いてて心地よいアルバムです。

どの曲もしっかり作りこまれている感じで、何より調性がはっきりしていて、

どれも安心して聴けます。


あと、このアルバムを心地よくしているのは、

ゲスト参加のスティーナの貢献も大きいのでは、と思えるんですが、

彼女のボーカルをフィーチャーした、

Birds sing for their lives (PVではありません)

この曲には特にそれがしっかりと感じられます。