先週末、東京にもちょっとだけ雪が降りました
幸いにも予報より少ない雪で予想された混乱もなし
働く身にとっては良かったですが、写真好きには少し残念な出勤前の一枚
全く期待していなかったのに、感動する場所ってある。
(もちろん、その逆も多い)
ナンの気無しに朝日に染まる富士山を見たくなり、零下の早朝、狭山湖に向かう。
西武線沿線育ちの自分には懐かしい2000系に乗って、西武球場駅へ
そこから徒歩15分、かなり着込んでいたのに寒さが応えるは、歩道が整備されていない道路は車はビュンビュン飛ばして恐怖を感じるは、後悔だらけの道中
ようやく狭山湖に到着したかと思えば、最後は堤防上までの坂を登らされる
ゼーゼー言いながら堤防を登り見えた先には
「真っ赤に染まる富士山!」
ここまでの後悔の念が一挙に吹き飛ぶ光景
欲を言わせせてもらえれば日の出前には着いたがもう少し早く到着したかったかな
夕日と違い、朝日とは一瞬である
日の出からものの十分程で皆がよく知る真っ青な富士山の色に変わる
それにしても冬の富士山は美しい
それと、関東山脈も一緒に拝むことが出来る景色も中々
これは紅葉時期はマジで綺麗なのではないか・・・と、今年の秋は是非訪れようと決心
すっかり寒さも忘れ帰路に付くかと駅に向かうが、まぁ、周辺のドライバーマナーの最悪な事どうしてそこまで飛ばす?ここは都心から一時間弱の埼玉所沢だった事を否応なしに思い出させられるの帰路であった
中国のメーカー「銘匠光学」の "TTartisan 50mm F2" わずか1万円ちょいの50mm単焦点レンズ。
自分が購入したソニーEマウント用始め、ニコン、キャノン、フジ等各マウント用を販売している
オートフォーカスは無い、もちろん、電子接点なんかも当たり前にない。
画像中心辺りの解像度はそこそこだが、少し中心を外れると収差による画像の流れが目立つ。
レンズコーティングもほぼ皆無らしく逆光時の壮大なフレア、色鮮やかななゴーストが大発生。元々自分のカメラが低コントラスト設定している事もあるが、コントラストも低く色彩乗りも薄い。
サイドから光が入ると謎のフレア形状&周辺減光。
こうなるとこのレンズのデメリットをアジとして使いたくなる。
作例から分かる通り最新レンズとは思えない写りのレンズなのだが、出来上がったロークオリティの写真が実に味があるだ。 「最新のオールドレンズ」として一部のマニアでは超称賛されている。
少しLightroomでイジっただけでフイルム写真そのもの。
そして、小型で軽量。手のひらにすっぽり収まるサイズと実則190gの軽さ。
取付けた状態も実にかっこいい!
最近では眠っていたα7M3に取付て散歩の友と化した
最近のデジタルカメラは8Kだの、1億画素など、肉眼スペックを遥かに超えた超高画質がメイン。そんな超高画質画像に疲れた眼に、このロークオリティなレンズはピッタリなのだ。
これは比喩ではなく、本当に人間の眼は超高画質な映像を見続けると疲れるとの事。よく言われているが、肉眼で普段見ている映像は、もの凄く低画質で曖昧に見ているらしい。未だにに映画や写真にフイルムライクな画像が好まれる理由もそこの事。
ちなみに、このレンズ本体や、レンズを取付けた様の写真は本レンズの重さ3倍、価格30倍・・いわゆる8K撮影に対応したレンズで撮影した。解像度、立体感が凄いリアルな画像だが、「TTartisan 50mm F2」で撮ったロー画質な写真の方にノスタルジーを感じませんか?